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「やれる範囲の痛み」右足首痛の乾が29歳バースデーに完全合流

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練習に完全合流したFW乾貴士

 右足首痛を抱える日本代表FW乾貴士(エイバル)が2日の午後練習で4日ぶりに完全合流を果たした。練習後には報道陣の取材に応じ、「順調に回復している。ちょっと別メニューでやらせてもらって、そこで回復もできた。今日もやってみて、ちょっと痛いところもあるけど、やれる範囲の痛み」と、経過は順調であることをアピールした。

 5月21日のリーガ・エスパニョーラ最終節で2点目のハーフボレーを決めた際に右足首を捻挫した乾は合宿2日目の29日に痛みが再発し、練習を途中で切り上げた。翌30日以降は走り込み中心のメニューとなり、ボールを使いながら激しい動きが必要なメニューは回避していたが、この日はシュート練習やハーフコートでの7対7のミニゲームなど、全メニューを消化。「そんなに問題なくできた」と、このまま明日以降もフルメニューをこなしていく考えを示した。

 この日が29歳の誕生日。「特にこれと言って変わったことはないけど、楽しくサッカーがしたいなと思う」と、20代最後の1年へ抱負を述べた。フランクフルトからエイバルに移籍したのが27歳の15年夏。「この2年間、代表には呼ばれなかったけど、サッカー人生で一番楽しい時期を過ごせている。この1年は特にいい1年だった。楽しくできていることがサッカー選手として一番。それを今年も続けられれば」と、“サッカー小僧”のように微笑んだ。

(取材・文 西山紘平)

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