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4人股抜き弾の久保建英、ゴールパフォの“K”ポーズは「友達のイニシャル」

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両手で“K”の文字を作るMF久保建英

[6.12 国際親善試合 U-24日本 4-0 ジャマイカ 豊スタ]

 針に糸を通すように4人の股間を抜けていった。0-0の前半32分、飲水タイム後のスローインをDF酒井宏樹が素早く放り込むと、相手の背後を取ったU-24日本代表MF久保建英(ヘタフェ)が右サイドからドリブルで中に切れ込み、左足を振り抜く。低い弾道のシュートが目の前のジャマイカ3選手、さらにGKバーンズの股を抜いてゴールネットを揺らした。

 相手の隙を突いたリスタート。「飲水明けのスローインで、酒井選手がボールを持って俺にジェスチャーと『裏、裏』っていう声がけがあって、自分も裏を取ろうかなと」。両者の息が合った先制点に「切り替えはサッカーの世界では当たり前。そこで相手を上回ったのかなと思う」と胸を張った。

 得点後は両手でアルファベットの「K」の文字を作るゴールパフォーマンスを披露。“K”ポーズについて「友達のイニシャル」と明かした久保は「前の試合のときに『友達にやるよ』と言っていたのを忘れていたので、今日決めたらやろうかなと思っていた」と、1試合遅れの有言実行パフォーマンスだったようだ。

 右サイドのMF堂安律、DF酒井宏樹とのコンビネーションだけでなく、この日はMF三笘薫、DF旗手怜央が縦に並んだ左サイドとも好連係を見せた。「右サイドとは良い連係でできているけど、今日は左サイドでの連係にも気を付けてプレーした」。前半19分には旗手からのスルーパスに反応した久保のシュートが左ポストを直撃するシーンも。「左サイドにトップ下が顔を出す時間帯を(右サイドと)均衡とまではいかなくても、どっちのサイドでも数的優位を作ることを意識していた」と指摘した。

 東京五輪の大会登録メンバー18人は今月下旬に発表される。メンバー発表前ラストゲームを終え、「いったんここで解散して、あとはメンバー発表を待つのみ。自分もできることはやったつもりだし、それはみんなも同じだと思う」と力を込めた。

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