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JFA須原専務理事がカタールW杯全64試合“無料放送”に感謝「サッカー、特に代表戦は公共財に近いもの」

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須原清貴専務理事

 日本サッカー協会(JFA)の須原清貴専務理事が15日、臨時理事会後のメディアブリーフィングに出席し、動画配信サービス『ABEMA(アベマ)』がカタールワールドカップ全64試合を無料生中継することについてコメントした。

 グループリーグを含めた全64試合の無料配信は日本史上初。須原専務理事は「世界最高峰のサッカーの大会を無料で多くの方にご覧いただけること、これはサッカーの魅力をを多くの方に伝えるため必要不可欠だと考えている。この場を借りまして、ABEMAさんに感謝申し上げます」と謝辞を述べた。

 また「また同時に地上波でもNHKさん、テレビ朝日さん、フジテレビさんで合計48試合を放送いただけることも発表があった。心から感謝申し上げます」と地上波放送にも感謝しつつ、「JFAとしてはサムライブルー(日本代表)のW杯出場権に向けて全力でサポートして参りますので、一緒に応援していただければ」と今月末に控える最終予選2試合への期待を語った。

 加えて須原専務理事は「われわれは従前からユニバーサル・アクセスということについて強いこだわりを持っている。サッカーそのもの、特に代表戦は公共財に近いものだと考えている。多くの方に見ていただくということが重要」と述べ、イギリスなどで導入されている無料放送に関連する権利にも言及。オンラインでの配信については「世の中の人の視聴環境そのものが進化しているのも事実。もちろん地上波の持つ優位性は変わらないであろうと考えているが、ハード面、ソフト面ともに配信のサービスによるコンテンツがいろんな形で見られている。私のような年寄りでも、小さな画面だと難しいが、自宅のリビングのテレビで映すようなことも息子がやってくれる。いろんなことを柔軟に考えていく必要があるんだろうと考えている」と前向きに受け止めた。

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