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ドイツ戦はW杯と同じ4-2-3-1採用へ! 森保監督はオプションも示唆「可変しながら試合を進めていけるように」

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日本代表森保一監督

 日本代表森保一監督が8日、ドイツ・ボルフスブルクで行われる国際親善試合ドイツ戦の前日会見に出席し、ドイツ戦のフォーメーションについて「4-2-3-1でスタートしたい」と明言した。

 森保ジャパンは昨年9月のドイツ遠征からカタールW杯にかけて、4-2-3-1のシステムを採用しつつ、W杯では3-4-2-1のオプション布陣で攻勢に出る流れでベスト16入り。第2次体制初陣の3月シリーズでは4-2-3-1のシステムを継続し、6月シリーズは4-3-3に舵を切っていたが、再び4-2-3-1に戻すことが明らかになった。

 一方で森保監督は「ドイツも可変で4-2-3-1、4-3-3、6月の試合は3バックを試したり、いろんな戦術を持って試合に臨んでくると思う」とも指摘。「我々も形としては4-2-3-1でスタートするにしても、可変しながら試合を進めていけるようにということは考えて、その状況に応じて柔軟に対応できるように準備を進めて試合に臨みたい」と述べ、試合の中で変化をつけていく見通しを示した。

 今回のドイツ戦はカタールW杯で日本が勝利したという結果を受け、ドイツ側からのオファーで実現したリターンマッチ。それでも森保監督は「W杯のドイツとの対戦で勝利できたことは日本のこれまでのサッカーの発展を実感することができ、自信を持つことができる勝利になったと思う」としつつ、「まだまだ足りないというところ、もっと上げないといけないというところ、結果とは別に内容の部分ではさらなる成長をしていかないといけないということをドイツが強さをもって教えてくれたと思っている」と相手に敬意を示した。

 その上で「ドイツ代表が世界トップクラスの力があるということには変わりがないので、前回の戦いがどうであったかではなく、世界のトップクラスの力を持っているドイツとの戦いの中で、我々の今の立ち位置を測る最高の対戦にできるようにしていきたい。個々の力、チームの力を測るという意味でも、よりチャレンジして戦えればと思っている」と意気込みを述べた。

 チーム力の成長を測るという意味では、前半に一方的にボールを保持されたW杯からの内容面の向上も見せたいところ。だが、指揮官はドイツ戦を振り返るだけでなく、今後の成長にもフォーカスする姿勢を示した。

 森保監督は「W杯という過去の経験はもちろんあるが、これからをどう作っていくかという戦いの中で、ドイツとのドイツとの対戦だけの過去を考えるのではなく、チームの積み上げの中でいい守備からいい攻撃へというところ。全員守備、全員攻撃が世界で勝つために日本に必要なところだが、明日の試合も日本が世界で勝つために必要なmいい守備からいい攻撃にというところを試合の中でより発揮できるようにしたい。さらなる成長として、いい守備からいい攻撃へ、攻撃の回数、チャンスをより増やしていくところと、守備の部分でも意図的に奪える回数を増やしていくということを過去のW杯の経験よりさらに上げていければと思っている」とレベルアップを求めた。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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