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ドーハで29歳誕生日を迎えた南野拓実、選手とスタッフが花道を作って祝福「ああいう歓迎は照れちゃう」

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29歳の誕生日を迎えたMF南野拓実がDF菅原由勢、DF板倉滉からケーキを贈られた

 カタールのドーハで合宿中の日本代表MF南野拓実(モナコ)が16日、29歳の誕生日を迎えた。「代表期間中に誕生日を迎えられるのはうれしいこと。前の試合(14日のベトナム戦)にも勝って、今日を迎えることができてうれしい」。ベトナム戦で2ゴールを挙げた勝利の立役者が、この日の練習後に報道陣の取材に応じ、笑顔を見せた。

 全体練習前にはピッチ上で選手、スタッフが2列に並んで花道を作り、その間を通る南野の頭を叩くなどして祝福。「ああいう歓迎は照れちゃうけど、うれしいです」とはにかんだ。15年10月のA代表初招集時は20歳だったが、あれから8年余りが経ち、今回の代表メンバーではDF谷口彰悟、MF遠藤航、MF伊東純也、GK前川黛也、FW浅野拓磨に次ぐ6番目の年長者となった。

選手、スタッフが作った花道を通るMF南野拓実

「20歳のときの29歳はベテランというか、すごく上に感じた。それを考えると年を取ったなと思う」。そう苦笑いを浮かべたが、まだまだ老け込むつもりはない。「まだまだヨーロッパのトップでやるために成長したい。このアジアカップも自分のキャリアの中で大事な大会。何かを残して帰りたい」と意気込んだ。

「常に進化し続けたいと思っているし、常に今が一番いいと思えている。老いを感じるのは3、4年後かな」。そう冗談めかしながらも、「29歳最初の大会。良い形で終われるように頑張りたい」と誕生日の抱負を語った。報道陣の取材が終わると、テレビ局が準備したバースデーケーキをDF菅原由勢、DF板倉滉が持ってサプライズ登場。顔にクリームを塗った菅原がふざけて南野の練習着に顔をこすりつけるなど、後輩たちに祝福されながら、うれしそうに微笑んだ。

顔にクリームを塗ったDF菅原由勢

ふざけて顔をなすりつける

29歳の誕生日を迎えたMF南野拓実


(取材・文 西山紘平)

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西山紘平
Text by 西山紘平

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