[3.25 国際親善試合 U-23日本 2-0 U-23ウクライナ ミクスタ]

　背番号10を背負う頼れる男が、3日前の不安を払しょくする勝利へと導く先制弾を決めた。

　後半3分、U-23日本代表は右サイドのCKからニアでDF関根大輝がそらしたボールをファーにいたMF佐藤恵允が押し込んで、先制点を決めた。「顔に当たって入っただけ」と照れ笑いを浮かべつつも、「セットプレーで自分の役割でファーでの詰めを出来た。ゴールはゴールなので決められてよかった」と胸を張った。

　4月にパリ五輪予選となるAFC U23アジア杯を控える日本にとって、今回の本戦出場を決める国との連戦は、貴重な経験になっていた。それだけに、22日に1-3で敗れたマリ戦から攻撃面でも守備面でも課題を少しずつでも修正できたことは大きい。

　佐藤も「マリ戦から改善してビルドアップでどう前進するか、守備のところで前線からのチェイシングがはまった」と話すと、「この勝利から勢いに乗って、まずはオリンピック出場権。アジアカップでも金メダルを目指して頑張りたい」と中国、UAE、韓国とのグループリーグを戦い、そのあとのノックアウトステージで3枠の本戦出場権を争うアジアの戦いに向け、意気込みを語った。

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