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大会前のジャッジ説明は浦和戦などACL参照…大畑歩夢「UAE戦でも挑発に乗らずに」

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DF大畑歩夢

 U23アジアカップを戦うDF大畑歩夢(浦和)がベンチから見ていた中国戦について振り返り、「10人でもああやって守り切ったことは、チームとして初戦から大きく成長できるところにもつながったと思う」と前向きな口調で語った。

 中国戦では前半17分に相手選手へ肘打ちをしたDF西尾隆矢(C大阪)が、VARの介入を経て一発退場。ただ、カタール入りしてから行われた大会説明の際、チームは日本人審判からアジアのジャッジについてのレクチャーを受けており、“予備知識”はあった。

 大畑によると、参考映像として使われていたのは主にACLの試合のもの。中には大畑が所属する浦和の試合映像も含まれており、映像を見ながら、「足の上げ方だったり、手の出し方、そこは厳しく言われたし、しっかりとポイントポイントで教えてくれた」という。そのレクチャーを踏まえれば、中国戦で西尾がレッドカードを受けることになった場面については「映像を見たら厳しくはないですね。普通のレッドだったなと思いました」と冷静に受け止めている様子だ。

 グループリーグ第2戦のUAE戦では左サイドバックとして先発することが濃厚だ。UAEを分析したミーティングはまだ開催されていないというが、「中国よりももう一個レベルアップする相手」と見ている。

「UAE戦でも挑発はあると思うので、日本は(挑発に)乗らないということをきょうも全員で話していた。乗らずにうまく試合を運べたらいい」と語った大畑。「次に向けて、“俺たちがやる”というのと、やらなきゃいけないというのがある。それは一人一人が思っていること」と力強く前を向いていた。

(取材・文 矢内由美子)

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矢内由美子
Text by 矢内由美子

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