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フル稼働の献身みせた松木玖生…中2日のUAE戦へ“鉄人”アピール「全然体はきつくない」

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MF松木玖生

 初戦フル稼働も、次戦に向けて準備は万全だ。U23アジアカップ・グループリーグ初戦を制したU-23日本代表は19日にUAEと対戦。MF松木玖生(FC東京)は前日のリカバリーを経て完全復活。「いまはもう全然、自分的には体はきつくない」とやる気をみなぎらせた。

 初戦は苦しみながら白星を得た。前半8分に松木のゴールで先制するも、同17分にDF西尾隆矢(C大阪)が一発レッドで退場処分。残り70分以上を10人で戦うことになったが、1点を守り切り、初戦勝利を飾った。数的不利も計算して練習を行ってきた成果を得た。その経験値を得られたことに、松木は「今後も見据えていい予行練習ではないが、1人少ない場合の試合もできた」と手応えを語った。

 ここまでカタールでは異例の涼しい気候だったが、その後の予報は30度以上が続く。松木は「この暑さにしっかり慣れたい」と気温にも意識しつつ「でも結局全員で走らないといけない。そのなかで日本らしく賢く戦っていければ、ほかのところで体力を使わなくてもいい」と考えながらのプレーを目指す。

 連勝すればグループリーグ突破に大きく近づく第2戦、その相手はUAEだ。すでに映像はチェックしており、「ブロックを敷いてくるには敷いてくるが、ところどころ空いている」と分析。「特にSBの裏はけっこう空いていた。そういったところも狙っていきたい」と力を込めた。

 初戦に続く連続ゴールは「隙あらば狙っていきたい」と意欲をのぞかせる。「ゴール前を固められることによって、サイドや後ろのポジション、自分の位置も空いてくる」。だが、それ以上にひとつ望む得点パターンを挙げた。「セットプレーからの得点も増やしていけるようにしていきたい」。チームで取り組んできた練習の結実も狙っているようだ。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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