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広島が競り勝ち、首位奪取!!大宮は3連敗で5戦勝ちなし…

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[8.11 J1第21節 大宮1-2広島 NACK]

 広島が首位奪取!! 2位サンフレッチェ広島は敵地で16位大宮アルディージャと対戦し、2-1で競り勝った。前半24分にオウンゴールで先制。同38分にPKで追いつかれるも、後半4分にMF清水航平が決めたゴールを守りきり、勝利した。勝てば首位奪取に成功する一戦で3戦ぶりの勝ち点3を獲得。勝ち点40に伸ばすと、この日の試合で敗れた仙台の勝ち点38を上回り、首位に返り咲いた。一方の大宮は3連敗で5戦勝ちなし(1分4敗)と苦しい状況が続いている。

 先に決定機を迎えたのは大宮だった。MF渡邉大剛のパスに抜け出たFWズラタンがシュートを狙うも、惜しくもポスト右を叩いた。その後もズラタンが積極的に仕掛け、果敢にシュートを放つと広島ゴールを脅かした。

 しかし前半24分、ラッキーな形で広島が先制に成功した。DF菊地光将が至近距離でGK江角浩司にバックパス。これを江角は取ることができず。ボールはゴールへ向かった。FW佐藤寿人が走り込み、ネットを揺らす。佐藤が触れる前に既にゴールラインを割っており、公式記録上はオウンゴールで広島が先制に成功した。

 リードを守りたい広島だったが、前半38分に大宮がすかさず同点に追いつく。MFチョ・ヨンチョルのパスを受け、PA左でドリブル突破を仕掛けたFW長谷川悠がDF千葉和彦に倒されたとして、PKを獲得。これをズラタンがゴール右へ沈め、1-1に追いついた。そのまま前半を折り返す。

 それでも追いつかれた広島が後半立ち上がりに意地をみせた。後半4分、ゴール正面でFKを獲得。佐藤が直接狙った低い弾道のボールは壁に当たる。しかし、PA内左でこぼれを拾ったMF清水航平が右足ダイレクトでシュートを叩き込んだ。清水の今季2点目が決まり、広島が2-1と2度目のリードに成功した。広島は同18分に最初の交代カードを切り、MF石川大徳に代わり、MFミキッチを投入する。

 一方、再びビハインドを負った大宮は流れを変えようと立て続けに選手交代。後半20分にはズラタンに代わって、MF金久保順をピッチへ送る。同34分には渡邉の右クロスにヨンチョルが頭で飛び込むも枠を外れた。直後にはヨンチョルに代えて、FWノヴァコヴィッチ。同36分にはMF金澤慎に代わり、MF上田康太が出場した。しかし追加点は奪えず。広島がリードしたまま2-1で試合は終了。勝利した広島は首位浮上に成功した。
 
 試合後、決勝点を決めた清水は「仙台が負けたというのは聞いていましたし、絶対に勝ちたい試合だった。勝てて良かった」と首位浮上に安堵の表情。「練習からみんなが100%でやっているのが結果に結びついていると思う。チャレンジャーという気持ちを忘れずに一戦一戦を戦っていきたい」と力強く語った。

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