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試合の入り方を反省する千葉DF高橋「もったいない」

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[9.17 J2第34節 千葉0-3北九州 フクアリ]

 積極的に行こうと試合に入ったはずだった。DF高橋峻希は気合を込めて試合に臨んだが、ジェフユナイテッド千葉は開始早々先制を許すと前半6分にDF青木良太が一発退場。開始10分で2点のリードを奪われただけでなく、残り時間を10人で戦わなければならなくなった。

「立ち上がり(相手が背後にボールを)蹴ってきた。本当に割り切るところは割り切ってそういう迷いで失点してしまった。みんなの立ち上がりの入り方が悪かった。もったいなかったなと思います」

 前節も千葉は前半のうちにFWリカルド・ロボが退場し、10人での戦いを強いられた。久々の連勝で迎えた一戦だったが、チームは最下位の富山に0-1で敗れた。そこから中2日で迎えた一戦。負けるわけにはいかなかった一戦だが、DFが1人少なくなったこともあり、今季初の3失点を喫してしまった。

 ただまだまだ諦めるわけにはいかない。J1昇格プレーオフ圏内は1つの勝敗で大きく順位が変動してしまう。「他は気にせず、ジェフのサッカーをやるだけです。他の試合は試合やってから分かると思うので、まずは目の前の東京V戦に向けてそれだけに集中してやるしかない」。自らを奮い立たせるように必死に声を振り絞った。

 DF渡邊圭二が14試合ぶりにスタメンに名を連ねるなど、メンバーの変更もあり、浮足立ってしまった感のあるDFラインの連携だが、「ここまで来てそれを言い訳には出来ない」と言い訳にはしなかった。「誰が入っても常にジェフのサッカーをしないといけないと思うので、それのせいで負けたとは僕の中では全く思っていません」とキッパリ言い放った。

「次は必ず勝って、勢いを取り戻せるように頑張りたい」

 試合後、選手が引き上げる際には拍手でエールを送ったサポーターの熱い気持ちに応えるためにも、しっかり勝ち点3を積み上げていくしかない。

(取材・文 児玉幸洋)

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