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再三の好機も決め切れず…3位浦和はスコアレスドローで差を詰められず

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[10.27 J1第30節 浦和0-0C大阪 埼玉]

 3位浦和レッズはホームでセレッソ大阪と対戦し、0-0で引き分けた。再三、決定機をつくったが、最後のところで決め切れず、4試合ぶりの無得点。連敗は2で止めたものの、3試合連続白星なし(1分2敗)となり、ホームでは8月18日の鹿島戦(2-1)を最後に勝利から遠ざかっている。この日は首位・広島、2位・仙台も引き分けたため、差を詰めるチャンスだったが、両チームとの勝ち点差は6のまま。一方、ACL出場圏内となる3位の座はキープした。

 前半7分、MFマルシオ・リシャルデスが思い切りの良い右足ミドルを狙った浦和だが、シュートはGKがセーブ。C大阪も同9分、FW柿谷曜一朗がFW杉本健勇とのワンツーで突破し、PA手前から左足を振り抜いたが、ゴール左へ。序盤から激しく攻め合った。

 徐々に流れを引き寄せていく浦和は前半44分にビッグチャンスを迎える。MF柏木陽介のスルーパスに左サイドを抜け出したMF宇賀神友弥がマイナスに折り返すと、FW原口元気の背後に詰めていたマルシオが右足でシュート。しかし、これはクロスバーを直撃し、先制点とはならなかった。

 スコアレスで折り返した後半も浦和ペースで進む。後半12分、原口が個人技で突破し、左足で狙うが、シュートは至近距離でGKキム・ジンヒョンがセーブ。同15分にはDF槙野智章が仕掛け、原口がボールを拾ってPA内に進入すると、GKも飛び出す。一度はドリブルを止められたが、こぼれ球を角度のないところからシュート。ところが、これもポストを叩いた。

 ホームで2か月ぶりの勝ち点3を目指す浦和の攻勢は止まらない。後半32分には宇賀神の左クロスをマルシオがワンタッチで落とし、柏木がゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定だった。劣勢のC大阪も後半45分、MF山口螢の縦パスを受けた杉本が決定機を迎えるが、シュートはGK加藤順大がセーブ。両守護神がビッグセーブを見せるなど互いに譲らず、試合は0-0のスコアレスドローに終わった。

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