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17位新潟は後半ロスタイムに失点…10人で必死のディフェンスも報われず

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[11.17 J1第32節 新潟0-1川崎F 東北電ス]

 17位アルビレックス新潟は後半ロスタイムの失点で川崎フロンターレに0-1で敗れた。後半20分に退場者を出し、10人で粘り強く戦っていたが、試合終了間際に痛恨の決勝点を許した。

 試合は静かな立ち上がりとなった。川崎Fは日本代表のオマーン遠征から戻ってきたMF中村憲剛、新潟はFWブルーノ・ロペスがシュートを狙うが、なかなか枠を捉えられない。新潟は前半43分、ようやく決定機を迎えるが、FWミシェウのシュートはGK西部洋平が好セーブ。前半はスコアレスのまま折り返した。

 残留のために是が非でも勝ち点3が欲しい新潟は攻勢を強める。後半12分、ミシェウがドリブルで仕掛け、こぼれ球を拾ったMF田中亜土夢が左クロス。ゴール前にブルーノ・ロペスが飛び込むが、シュートは決め切れない。同19分にはミシェウの右CKからセカンドボールを田中が右足ミドルで狙ったが、ゴール上に外れた。

 すると後半20分、新潟はDF村上佑介が2枚目の警告で退場。試合を優位に運んでいながら、数的不利に立たされ、流れは一変した。川崎FはMF風間宏希の横パスから中村が右足ミドルを狙うなど新潟を押し込む。後半40分には中村のスルーパスに抜け出したFWレナトが左足でシュート。GK黒河貴矢が何とか触り、ゴールラインぎりぎりでDF金珍洙がクリアした。

 10人で必死のディフェンスを見せていた新潟だが、後半ロスタイムに力尽きる。川崎Fはレナトが左サイドを駆け上がり、マイナスの折り返しにFW小林悠が左足で合わせる決勝点。土壇場の失点で勝ち点を失った新潟は2試合ぶりの黒星を喫し、J1残留へ痛すぎる敗戦となった。

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