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[練習試合]C大阪と長崎はスコアレスドローに

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 宮崎キャンプ中のセレッソ大阪は12日、V・ファーレン長崎と練習試合を行った。互いに午前中に1試合を消化した両チーム。攻撃でノッキングを起こす場面が散見し、シュート数が少ない試合となった。結局、両チームともに得点を挙げられないまま90分を終えている。

 4-4-2の布陣のC大阪。先発メンバーはGKが武田洋平、DFが右から酒本憲幸、山下達也、金聖基、新井場徹。中盤の底に黒木聖仁と扇原貴宏、右に枝村匠馬、左に楠神順平、2トップに杉本健勇、播戸竜二が入っている。対する長崎は3-4-2-1。GK岩丸史也、最終ラインは藤井大輔、岩間雄大、下田光平.ボランチが井上裕大と前田悠佑.右に小笠原侑生、左に山田晃平、2列目に神崎大輔と幸野志有人、1トップに佐藤洸一が入っている。

 両チームともに、なかなかゴール前までボールを運べない展開が続く。その中で長崎の左WB山田晃平が積極的にゴールを狙った。15分にMF幸野志有人からのパスを受けてシュート、その2分後にもFW佐藤洸一が長い距離を持ち上がり、PA外に止めたボールをシュートしたが、いずれも得点にはつなげられなかった。流れの中でシュートを打てないC大阪は31分にCKからFW杉本健勇がヘディングシュート。38分に扇原貴宏のFKをDF金聖基がヘッドで狙ったが、こちらも得点は挙げられずに、前半を終えた。

 後半の立ち上がりから、C大阪は杉本、枝村、酒本に代えてFW南野拓実、MF井上翔太、練習生をピッチに送り出す。後半も最初にチャンスをつくったのは、長崎だった。5分に右サイドを突破したMF小笠原侑生の折り返しを、佐藤がヘッドで合わせたが、GKの正面を突いてしまう。

 C大阪は午前中の試合にも途中出場した新井場を、後半14分に小暮大器に代える。その2分後には、C大阪もチャンスをつくり、井上のシュートがクロスバーを叩く。同20分にはMF黒木聖仁のシュートにゴール前のFW播戸竜二が反応したが、ボールは左に外れて行った。

  後半22分に長崎は藤井に代えてDFオ・チャンヒョンを起用。選手交代した長崎の最終ラインの裏をC大阪が狙ったのは、後半27分だった。中盤でボールを受けたMF楠神順平が、南野とのワンツーで抜け出して、GKと1対1のチャンスを迎える。しかし、シュートはGK岩丸史也に防がれて、得点を挙げることはできなかった。28分にC大阪は播戸に代えて、MF岡田武瑠を起用した。同31分に長崎は幸野に代えて、練習生を出場させ、同33分にも佐藤に代えて、FW水永翔馬を起用する。交代直後、水永は後方からのロングボールを高い打点のヘッドで流し、左サイドの山田に送る。山田のクロスは逆サイドに流れたが、これを拾った小笠原が右サイドから中央へ折り返す。そこに水永が走り込んだが、DFに体を寄せられて得点にはならなかった。

 試合終了間際の45分には、扇原が直接FKからゴールを狙う。左足で放ったシュートはクロスバーに嫌われ、こぼれ球を長崎の選手がクリアーしたところでタイムアップとなった。
(取材・文 河合拓)

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