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最下位とドロー…神戸サポは監督に説明求める 徳島は今節の降格を避ける

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[10.18 J1第28節 徳島2-2神戸 鳴門大塚]

 徳島ヴォルティスヴィッセル神戸の「海峡ダービー」は2-2の引き分けに終わった。勝ち点1ずつを積み上げた両チーム。徳島は勝ち点13とし、今節の降格確定はとりあえず避ける形となった。

 先制は神戸だった。前半29分、ロングボールが裏に抜けたMF小川慶治朗に入ると、後ろにいたFWマルキーニョスに戻す。マルキーニョスはエリア外から狙い澄ましたミドルシュートを狙うと、GK長谷川徹も届かない、ゴール右隅に吸い込まれていった。

 しかし徳島も前半45分、FW衛藤裕が落としたボールをMF大崎淳矢が横に出すと、DFアレックスが左足で押し込み、同点。さらに後半7分、カウンターから衛藤が前線に猛然と走り込むDF橋内優也へロングパス。クロスを折り返すと、DF増川隆洋のオウンゴールを誘発。徳島がJ1ホーム初勝利に向け、逆転に成功した。

 だがここで日本代表が意地を見せる。後半22分、後半開始と同時に途中出場していたMF森岡亮太が、DF高橋峻希からのリターンパスを受けると、左足ダイレクトでミドルシュートを狙う。これが左隅に突き刺さり、神戸が試合を振り出しに戻した。

 その後も攻めたのは神戸。しかし後半35分のMFシンプリシオのヒールパスからマルキーニョスが放ったシュートは枠上。同42分、43分にもマルキーニョスが決定機を迎えるが、長谷川の好セーブに遭い、決めきることが出来なかった。今季ここまで連敗のない神戸は、またも連敗こそ避けたものの、勝ち切ることは出来ず、勝ちなしは4戦に伸びた。最下位とドロー。試合後は、上位進出を願うサポーターからブーイングが飛び、安達亮監督がスピーカーを持ってサポーターに対応する場面が見られた。


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