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第1S開幕戦以来の出場、山形DF渡辺「嫌だなという感じになった」

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[7.11 第2ステージ第1節 横浜FM 1-1 山形 日産]

 第1ステージ開幕戦以来の出場となった。今季、仙台からモンテディオ山形に加入したDF渡辺広大は開幕戦で先発フル出場しながらも、その後、右膝半月板損傷と診断を受けて戦線を離脱していた。この日は約4か月ぶりの出場となったが、3バックの中央で存在感を示した。

 前半12分に横浜FMに先制点を奪われ、「マリノスのプレッシャーも良かったので受けて立ってしまった部分もありましたし、先制点を奪われて嫌だなという感じになりました」と渡辺は語ったが、チームはそこから崩れなかった。同45分にMF宮阪政樹の得点で同点に追い付いて後半を迎えると、守備は研ぎ澄まされる。

「ハーフタイムに(石崎信弘)監督から喝を入れられて、皆のスイッチが入った部分もあります。運動量を含めて相手のペースが落ちてきたというのもあったし、ポジションに対しても慣れてきた部分もありました」

 横浜FMに押し込まれる時間帯が続いたものの、体を張った守備でしのぎ切り、1-1のドロー。アウェーで勝ち点1を獲得した。チームは第1ステージ第12節から7試合未勝利となったが、「欲を言えば勝ちたかったですけど、何とか引き分けに持ち込めて、アウェーで勝ち点1は御の字と捉えたいです」と胸を張って答えた。

「今日はフレッシュな気持ちで臨むというのが大事だと思っていました。前半は不甲斐なかったけど、後半はそこそこのパフォーマンスができたので、次につながると思います」

 チームは第1ステージ16位に沈んだが、第2ステージでの巻き返し、そして自身の完全復活を狙う。

(取材・文 折戸岳彦)
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