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山形の攻撃に後手を踏んだ柏…DF近藤「なんとか防げた」

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[9.20 J1第2ステージ第11節 柏0-0山形 柏]

 第2ステージでは4位ながらも2試合勝利がない柏レイソル。同最下位に沈むモンテディオ山形をホームに迎えたが、スコアレスでの引き分けに終わった。

「ウイングバックを高めにもってきたから、(鈴木)大輔と俺で中の3人を見るような感じだった」。最終ラインを4枚で守る柏に対し、山形は両ウイングバックを高い位置に置いたことで、中央は柏のセンターバック、DF鈴木大輔とDF近藤直也に対し、山形は1トップ2シャドーの3枚が対峙することになった。「クリさん(栗澤)がうまくカバーしてくれた。後ろの枚数を増やしてなんとか防げた」と近藤。「サイドを攻撃の起点」(石崎監督)にしていた山形に、前半3分のMF山田拓巳をはじめ何度かサイドを崩されたが、相手のミスにも助けられて無失点で90分を終えることができた。

 終盤には前がかりになる山形を逆手にオフサイドをとる場面があったが、「1人1人のセンスというか、判断が求められる守り方」と試合中に急遽対応したたことを鈴木は明かした。

「引かれた相手にゴール前まで行くチャンスは増えている」と鈴木が言うように柏もチャンスをつくり、山形守備陣の人数が揃っているなかでも、中央とサイドから1回ずつFW工藤壮人が決定機を迎えたが、それでも試合を決めることができなかった。「最後の落ち着きのところに行き着くと思います」と吉田達磨監督は課題を挙げていた。

「優勝争いできているので、結果が大事」と次節へ意気込む鈴木。第2ステージ3位、首位・広島を勝ち点5差で追う柏は、次節、G大阪のホームに乗り込む。

(取材・文 奥山典幸)

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