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京都、逃げ切れず…C大阪が0-3からAT弾で追いつき“京阪ダービー”は劇的ドローに

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[7.31 J2第26節 京都 3-3 C大阪 西京極]

 5位京都サンガF.C.と3位セレッソ大阪による京阪ダービーは、3-3で引き分けに終わった。

 DF田中裕介とDF丸橋祐介が累積警告により出場停止のC大阪は、DF藤本康太も欠場で3バックを採用。右からDF茂庭照幸、DF山村和也、DF山下達也と並んだ。対する京都もMFアンドレイが出場停止。広島からレンタルで加入したDF吉野恭平が早速スタメンに名を連ねた。

 C大阪は前半20分、左サイドからFW杉本健勇が上げたクロスをMF松田陸がヘッドで合わせる。決定的な場面だったが、GK菅野孝憲のファインセーブに遭う。同31分には、右サイドから上がったクロスを杉本がフリーで右足ボレーで合わせるも枠を大きく外してしまい、先制点とはならなかった。

 前半はシュートの精度を欠いた京都だったが、後半18分に右CKからDF菅沼駿哉がダイビングヘッドで先制点を挙げると、立て続けに追加点を挙げた。同20分、菅沼がクリアしたボールが最終ラインの背後に入ると、茂庭に競り勝ったFWエスクデロ競飛王がGKキム・ジンヒョンの頭上を突くループシュートを決め、2-0。さらに同22分にはカウンターから最後はMF山瀬功治が右足で押し込み、3-0とリードを広げた。

 守備が崩れ、3失点を喫したC大阪は後半25分に新戦力のFWベサルト・アブドゥラヒミを投入。その4分後にはDF酒本憲幸を入れて反撃に出る。すると同30分、FW玉田圭司の右CKからゴール前でこぼれたボールを山下がヘッドで押し込み、2点差とする。その1分後には右サイドでパスを受けた杉本が中央にボールを持ち運び、PA手前から左足を振り抜く。鮮やかなシュートがゴール左隅に吸い込まれ、2-3。一気に1点差に詰め寄る。

 後半に入って一気にボルテージが上がった一戦。アディショナルタイムは負傷者の治療などもあり、長めの7分。お互いにゴールへの強い気持ちを見せたが、諦めなかったC大阪が同アディショナルタイム4分に同点ゴールを叩き込んだ。酒本が右サイドから高精度のクロスを供給すると、杉本がドンピシャヘッド。その後もお互いに決勝ゴールを狙ったが、3-3で終了し、白熱の一戦は引き分けに終わった。

●[J2]第26節 スコア速報

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