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鬼のいぬ間に…柏に巡ってきた首位獲りチャンス、日立台に最下位大宮を迎え撃つ

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柏レイソルがホームで大宮アルディージャと対戦

「DAZN×ゲキサカ」J1第13節 注目試合ピックアップ
5月27日(土)
柏 vs 大宮 [柏]

 J1第13節が27、28日に開催される。日立柏サッカー場では2位の柏レイソルと最下位の大宮アルディージャが対戦。リーグ戦6連勝中の柏は、勝利を収めれば暫定で首位浮上となる。

 柏は20日に敵地で行われたJ1第12節・磐田戦で2-0の完封勝利。2014年以来3シーズンぶりの6連勝を飾り、2位に浮上した。一方、24日のルヴァン杯第6節では、ホームでFC東京に0-1の敗戦。1試合を残してグループリーグ敗退が決まったが、リーグ戦からDF中谷進之介とDF輪湖直樹を除くスタメン9人を変更して臨んでおり、中2日で迎える今節に向けてコンディション面での不安は少ない。

 柏は現在、首位のG大阪と勝ち点1差の2位につける。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の関係で今節の川崎Fvs浦和とG大阪vs鹿島が7月5日に延期となっているため、柏が勝てば暫定で首位に立てる重要な一戦だ。

 6連勝中の柏が開幕12試合で稼いだ勝ち点は24。これはJ1初制覇を果たした2011年の同時期に記録した勝ち点25に次ぐ数字となっている。ホームでの大宮戦は2008年から6試合勝ちなし(2分4敗)と分が悪いものの、相手は今季わずか2勝で最下位に沈むなど、ここまでの両チームの成績は好対照だ。

『Opta』によると、今季の大宮が記録した失点につながるミスは、リーグ最多の6回。逆に柏はリーグ最少タイの1回に抑えており、今節も隙のない試合運びを見せられるかがポイントとなる。日本代表に初選出されたGK中村航輔を中心に相手の攻撃を封じ、チームトップスコアラーのFWクリスティアーノら前線の攻撃力を生かしたい。

 対する大宮は20日に行われたJ1第12節・C大阪戦を0-3で落としたが、24日のルヴァン杯第6節・清水戦では4-0の快勝を飾った。この試合ではDF高山和真とMF黒川淳史がプロ初ゴールを記録。終盤には負傷離脱していたDF沼田圭悟が昨年10月22日のJ1第2ステージ第15節・湘南戦(3-2)以来、約7か月ぶりの公式戦復帰を果たすなど、好材料の多いゲームとなった。

 特に、ここまでJ1ワーストの5得点にとどまる大宮にとっては、前半4分に高山、同14分に黒川が挙げた序盤のゴールが大きかったに違いない。大宮は2連勝を収めた昨季の柏とのリーグ戦2試合では、全4得点が開始20分以内に生まれている。大会や出場メンバーは異なるが、カップ戦で得た勢いを持ち込み、今季初の公式戦2連勝を目指す。

 また、大宮に今季加入したMF茨田陽生は日立台で迎える初の古巣戦となる。U-12時代から2016年まで柏一筋で過ごしたゲームメイカーは、“慣れ親しんだ庭”でどのようなプレーを見せるのか。茨田を迎える柏サポーターの反応も含めて注目したい。

(データ提供:Opta)
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