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小林悠がハリル御前弾、松田天馬はプロ初ゴール!!“神奈川ダービー”はドロー決着

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“神奈川ダービー”はドロー決着

[3.2 J1第2節 川崎F1-1湘南 等々力]

 J1リーグは2日、第2節1日目を行い、川崎フロンターレはホームで湘南ベルマーレと対戦し、1-1で引き分けた。日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督の御前でFW小林悠が先制点を挙げたが、大卒ルーキーFW松田天馬のプロ初ゴールで湘南が追いついた。

 ホーム開幕節となった川崎Fは2月25日の第1節磐田戦(3-0)から先発1人を変更し、GK新井章太が先発。前節に続き、FW知念慶が1トップに入った。
 湘南も2月24日の長崎戦(2-1)から先発1人を入れ替え、前節でゴールを挙げたMF石川俊輝がボランチで先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 昨季J1王者とJ2王者が激突した。前半5分、知念がPA左手前から右足を振り抜き、ファーストシュート。対する湘南はMF杉岡大暉が松田とワンツーの形で左サイドを抜け出し、ゴールライン際からクロス。ニアサイドのFW菊地俊介がヘッドで叩いたが、クロスバーを越えた。

 川崎Fがボールを保持して攻め込む展開となり、前半12分、右CKの流れからこぼれ球に反応したMF家長昭博が左足ボレー。16分には家長のパスでPA内に進入した中村が迷わず右足を振り抜いたが、いずれも枠を捉えられなかった。

 さらに攻め込む川崎Fは前半19分、MFエドゥアルド・ネットが約30mの位置から強烈な左足ミドル。相手DFに当たってコースが変わったボールがゴールに向かったが、GK秋元陽太が右手一本でかき出すビッグセーブ。川崎Fは直後にDFエドゥアルドが負傷交代となり、DF奈良竜樹がピッチに送り込まれた。

 湘南は守勢が続いたが、連動した守備で中央を固めて跳ね返すと、前半30分、MF秋野央樹の縦パスを松田が落とし、菊地が強烈な右足シュート。川崎Fも前半33分に決定機を迎え、知念がフェイントでDFを外し、右足シュート。これは再びGK秋元のファインセーブに阻まれ、スコアレスで前半を折り返した。

 後半も拮抗した展開が続いたが、同11分、川崎Fがついに均衡を破った。左サイド深い位置から家長が左足で鋭いクロスを供給。ニアサイドに走り込んだ小林がヘッドでそらし、先制のネットを揺らした。昨季得点王が視察に訪れたハリルホジッチ監督の御前で今季初記録をマークし、ロシアW杯メンバー入りへアピール。しかし、1点ビハインドとなった湘南も反撃に出る。

 後半20分、DF山根視来がPA右手前から右足ミドル。さらに後半21分、秋野が蹴り込んだ左CKをDFアンドレ・バイアが頭で落とし、松田が右足シュートをゴール右隅に突き刺した。注目の大卒ルーキーが記念すべき初ゴールを挙げ、試合を振り出しに戻した。

 1-1に追いつかれた川崎Fは後半25分、2枚目の交代枠を使い、知念を下げて大久保嘉人を投入。後半27分には大久保がPA手前から右足ミドルを放ったが、わずかにゴール上へ。後半33分には右サイドから小林がクロスを入れ、大久保がヘッドで叩いたが、GK秋元が冷静にセーブした。

 湘南はカウンターから後半45分にチャンスをつくり、奈良のマークを外したFW野田隆之介がPA内でGKと1対1の局面を迎えたが、GK新井がセーブ。そのままタイムアップを迎え、“神奈川ダービー”は1-1の引き分けに終わり、勝ち点1ずつを分け合った。

(取材・文 佐藤亜希子)

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