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上田綺世が3戦連発!! 鹿島、ACL出場権に望みつなぐ勝ち点3…FC東京は3連敗

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鹿島アントラーズが敵地で勝ち点3を獲得

[10.23 J1リーグ第33節 FC東京 1-2 鹿島 味スタ]

 J1リーグは23日、第33節を開催し、味の素スタジアムではFC東京鹿島アントラーズが対戦。前半アディショナルタイムにMFアルトゥール・カイキの得点で鹿島が先制すると、後半20分にFW上田綺世が加点。FC東京の反撃を1点に抑えて2-1の勝利を収めた。

 リーグ戦2連敗中のFC東京は10月2日の第31節川崎F戦(●0-1)から先発2人を入れ替え、FW永井謙佑、GK児玉剛らを先発起用。一方、ACL出場権獲得のために勝ち点3を積み上げたい鹿島は第31節横浜FC戦(●1-2)から先発3人を入れ替え、FW土居聖真、カイキ、DF常本佳吾らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合開始早々の前半2分にゴールに迫ったのはFC東京だった。児玉が蹴り出したボールを受けたMF高萩洋次郎が、FW永井謙佑に預けて自身はゴール前へ。永井のラストパスをダイレクトで狙ったが、シュートはゴール左に外れた。さらに同10分にはMF青木拓矢が果敢にミドルシュートを放つも、GK沖悠哉の守備範囲に飛んでしまう。

 前半18分には鹿島に決定機。カウンターから左サイドを運んだMFディエゴ・ピトゥカがPA内の上田へ。粘ってキープした上田の折り返しに土居が反応するも、至近距離から放ったシュートは児玉に阻まれてしまった。同33分にはFC東京をアクシデントが襲い、負傷したFWディエゴ・オリヴェイラがプレー続行不可能と判断されてベンチへと退き、同35分にMF渡邊凌磨がピッチへと送り込まれた。

 すると、前半アディショナルタイムに鹿島が先制に成功する。ピトゥカが蹴り出したFKをカイキがヘディングで叩き込んでスコアを1-0とした。

 1-0のまま後半を迎えると、鹿島はMF三竿健斗に代えてMFレオ・シルバを投入した。すると同20分、鹿島がカウンターを発動させ、右サイドを突破した土居の折り返しから上田がフィニッシュ。一度は相手選手にブロックされたものの、こぼれ球を上田自ら拾って左足のシュートでネットを揺らし、鹿島がリードを2点差に広げた。上田は3試合連続ゴールを記録することになった。

 リードを2点差に広げられたFC東京は後半21分にMF東慶悟とMF三田啓貴をピッチへと送り込み、状況を打開しようと試みる。すると同30分、DF中村拓海が送ったクロスを渡邊が鮮やかなダイレクトボレーをネットに突き刺し、FC東京が1点差に詰め寄った。

 終盤にはFC東京が猛攻をかけたものの、鹿島守備陣の粘り強い対応に遭って同点ゴールは奪えず。逃げ切った鹿島が2-1の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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