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待望の移籍後初ゴール…初FW武藤雄樹「ゴールを決めることから逃げたくない」

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動き出しやポストプレーなど高い貢献度を誇るFW武藤雄樹

[6.18 J1第17節 柏3-1神戸 三協F柏]

 2021年7月に、浦和レッズから柏レイソルに加入したFW武藤雄樹。リーグ15試合目にして、ついに移籍後初ゴールを奪った。

 2-1と1点リードしている後半18分にFW森海渡に代わってピッチに立った武藤は、ファーストプレーでMFマテウス・サヴィオのスルーパスをペナルティエリアで受けると、同じタイミングで投入されたDF川口尚紀に落とす。川口のクロスは神戸守備陣がCKへと逃れたが、CKを獲得。DF三丸拡の右CKは、神戸にはね返されるが、クリアボールを胸トラップで処理すると、左足を振り抜いた。

「ピッチに入るときに思い切ったプレーを見せたいと思っていたので、そういった意識で足を振り抜くことができたと思います」

 シュートは神戸守備陣の間をすり抜けると、ゴールポストに当たったが、武藤の気持ちが乗ったかのように、ボールはゴールネットに吸い込まれていった。

「時間かかりましたけど、レイソルで初ゴールを決めて興奮しました」。33歳のストライカーは、笑みをこぼした。

 4月29日の第10節・鳥栖戦(●1-4)で右膝半月板損傷から復帰し、今季初出場を果たしていた武藤。「自分の中では思いきりプレーできた」と試合後に語っていたが、「鳥栖戦で復帰して、そのすぐ後に怪我をしてまた離脱」していたという。

 それでも、背番号9はシーズンの折り返しとなる第17節でピッチに戻ると、ゴールという結果を示してみせた。柏サポーターの目の前で挙げたということもあって、得点の直後はサポーターへ雄叫びをあげた武藤は、「なかなかゴールをきめられていない状況ですけど、ゴールを決めることから逃げたくない」とストライカーとしての矜持をのぞかせると、「日立台で今日のような熱狂した雰囲気というか、そういった瞬間をつくりだせるようにがんばりたい」と、力を込めた。

(取材・文 奥山典幸)
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