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死力を尽くした激戦は3-3ドロー! “新戦力”も躍動…鳥栖は長沼洋一、清水は北川航也が加入後初ゴール

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清水新加入のMFヤゴ・ピカチュウ

[7.31 J1第23節 清水 3-3 鳥栖 アイスタ]

 J1リーグは31日に第23節を開催した。最下位清水エスパルスのホームで行われた9位サガン鳥栖との試合は、3-3のドロー。勝ち点1を分け合った。

 直近の5試合で1勝1分3敗の清水と同じく1勝1分3敗で勝ち点を積み上げられていない鳥栖の一戦。清水は今季ここまでゴールマウスを託されてきたGK権田修一がメンバー外に。GK大久保択生がスタートのピッチに立った。また、今夏加入したMFヤゴ・ピカチュウが先発出場。鳥栖もFW長沼洋一が加入後初先発を果たした。

 試合は立ち上がりに右サイドハーフに入ったピカチュウが存在感を示す。積極的な攻め上がりで攻撃の起点となると、前半4分には自らドリブルで持ち込み右足を振り抜いた。

 しかし、先にスコアを動かしたのは鳥栖。ピカチュウがホームサポーターを沸かした直後の前半4分のことだった。DF原田亘が自陣ハーフライン付近から前線のFW岩崎悠人をターゲットにボールを入れると、岩崎がボックス内でコントロール。右足にボールを置き、鋭く振ったシュートがゴール左上に突き刺さり、先制に成功した。

 その後は、前線からプレッシングをかける鳥栖に対してビルドアップに苦しむ清水。すると、ミスから2失点目を喫する。前半30分、センターバックに入った清水DF井林章が出しどころをうかがいながらボールを持ち上がると、鳥栖の長沼がスライディングでかっさらう。そのボールを拾ったFW宮代大聖がタメを作り、長沼がボックス内で受けると、右足でゴールニアサイドを突き破った。

 長沼のJ1初ゴールとなる加入後初得点でリードを2点に広げた鳥栖。アグレッシブな守備で前半終盤にかけて清水に攻撃の隙を与えない。それでも、ロングボールを使いゴール前にボールを供給した清水。前半43分には決定機を迎えるも、FW神谷優太のシュートは鳥栖GK朴一圭の正面に。そのセカンドボールをFWチアゴ・サンタナが狙ったが、シュートは枠を大きく外れた。

 鳥栖の2点リードで前半を折り返すと、迎えた後半3分、清水のDF山原怜音が得意の形からミドルシュートを放つも、枠を捉えることができない。鳥栖は同12分に長沼、MF森谷賢太郎を下げてMF堀米勇輝、MF本田風智をピッチに送り込んだ。

 すると、清水がまずは1点を返す。後半17分、左サイドを駆け上がった山原のグラウンダーのクロスにMF白崎凌兵が走り込むと、ボールには触れなかったがオウンゴールを誘発。1点差に詰め寄った。

 なおも反撃を目指す清水は後半18分、神谷、MF後藤優介、ピカチュウに代えてFWカルリーニョス・ジュニオと今夏補強したMF乾貴士、FW北川航也を投入。すると、北川を起点にカルリーニョスがゴール前で決定機を迎えたが、シュートはわずかにゴール右に流れ、同点とはならない。

 清水が勢いをゴールに繋げられないでいると、鳥栖が再びスコアを動かす。後半35分、敵陣中央でボールを受けた堀米がそのまま持ち込み左足一閃。ゴール左隅にシュートを突き刺し、リードを2点に広げた。

 再び厳しい状況となった清水。それでも、ここからホームの意地を見せつける。後半36分に北川が加入後初ゴールを記録すると、同38分にチアゴが同点弾。土壇場で試合を振り出しに戻した。

 試合はその後も攻勢を強めた清水がゴールに迫るも、得点を生むことができない。死力を尽くした激戦は3-3の引き分けに終わっている。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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