beacon

107歳サポも含蓄あふれるメッセージ「命尽きる時までサッカーを楽しみなさい」…Jリーグシャレン“敬老の日”企画に反響続々

このエントリーをはてなブックマークに追加

カターレ富山の横断幕

 Jリーグでは今月、9月19日の「敬老の日」にちなんだ大型企画『Be supporters!(ビーサポーターズ)』を全国10クラブで実施している。サントリーウエルネス株式会社と協働し、社会課題の解決に取り組む「シャレン!活動」(社会連携活動)の一環。2020年12月から当初は4クラブで実施していたが、今回はさらに規模が拡大した。

 今回は「人生の先輩からのエール」がコンセプト。10クラブのホームタウンにある高齢者施設からメッセージを集め、それらを記した横断幕をホームゲームで掲示する。高齢者や認知症の方々など普段は“支えられる”ことの多い方々が、地元クラブを応援することで地域を“支える”存在になるという試みだ。

 横断幕には最高齢107歳のヴィッセル神戸サポーターからの「命つきるときまでサッカーを楽しみなさい」という含蓄あふれるものから、モンテディオ山形サポーターの「ねっづぐ(粘り強く)戦え!」という地元方言によるもの、FC町田ゼルビアサポーターの「朝令暮改ではなくはっきり目標を決定して進めよう!」という訓示まで、ユニークなメッセージが記された。

 昨年はカターレ富山、川崎フロンターレ、ヴィッセル神戸、レノファ山口FCで同様の企画を行なっており、なかでも富山はシャレン!アウォーズのメディア賞も受賞。クラブによると、コロナ禍でさまざまなイベントが制限されていた中、ユニフォームや応援グッズを身につけて試合を応援することで、寝たきりの人々や家族と会えない人々も元気を取り戻すきっかけになっていたという。

 今季の企画でも「普段歩行器を使っている方が“推し”の選手の写真を見るために、足を自力で踏み出した」(90歳)、「スペイン出身の選手が大好きで、スペイン語の勉強を始めた」(86歳)、「認知症が進行し、真顔のことが多い方が笑うようになった」(90歳)など、さまざまな反響がJリーグに。さらにモンテディオ山形、FC町田ゼルビア、セレッソ大阪、ガイナーレ鳥取、ギラヴァンツ北九州、鹿児島ユナイテッドFCも加わり、全国各地に拠点を持つJリーグならではの“横展開”も進んできている。

 またJリーグではこの企画に合わせ、全58クラブ全体に広げたSNS投稿企画「#サポーターになってみた」を実施中。クラブのファン・サポーターがクラブカラーのユニフォームやグッズを身近な高齢者の方々に贈り、それを身に着けてクラブサポーターになってみた様子をハッシュタグ付きでSNSで投稿すると、特設ページに掲載される。

 すでに多くの反響が集まっており、「70代で初めて #サポーターになってみた」「終活よりカタ活」「応援団長は99歳のおばあちゃん!!」などさまざまなツイートが投稿されている。

■SNS企画「#サポーターになってみた」特設サイトURL
https://www.jleague.jp/special/besupporters/

▼横断幕の製作風景











▼製作された横断幕は各クラブが掲出









★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2022シーズンJリーグ特集ページ
●DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!

TOP