Jリーグは15日、J3第33節の試合で起きた行為に対し、松本山雅FCのMF田中パウロ淳一に1試合の出場停止処分を科すことを発表した。

　田中は、13日に行われたテゲバジャーロ宮崎(●1-4)戦に後半7分から途中出場すると、同36分に味方からパスを受けた際に宮崎FW薗田卓馬に背後からチャージを受けて倒される。同シーンで笛はならず、試合は続行。すると、立ち上がった田中は、ボールとは関係のないところで薗田を押し倒してしまい、植松健太朗主審によりレッドカードが提示された。

　Jリーグは本件について、日本サッカー協会の競技および競技会における懲罰基準に照らして審議した結果、「同選手のボールとは関係の無いところで相手競技者の顔面に向かって、両手を前にした状態で体当たりし押し倒した行為は、『乱暴な行為』に該当する」と説明。「1試合の出場停止処分とする」と判断した。

　田中は、試合翌日の14日に自身のツイッター(@ppppppppppaulo)を更新。退場となったシーンについて、「退場についても当たって倒そうとする意識はありませんでしたが、選手の方に向かっていってしまった時点で間違った行為でした。宮崎の選手に怪我が無くて良かったです」とコメントしている。

松本山雅の皆さん本当に申し訳ありませんでした。
精一杯プレーしましたが、何も出来ませんでした。
この結果を重く受け止めます。
退場についても当たって倒そうとする意識はありませんでしたが、選手の方に向かっていってしまった時点で間違った行為でした。
宮崎の選手に怪我が無くて良かったです。

— 田中パウロ淳一 (@ppppppppppaulo) November 14, 2022

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