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藤田譲瑠チマ、馬場晴也らを育てた東京Vの新人寮が閉鎖へ「役割は、ある一定の成果を持って終えられた」

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東京V時代のMF藤田譲瑠チマ(左)とDF馬場晴也

 東京ヴェルディは31日、2020年から稼働していた新人寮が、クラブ内の環境整備や変化に伴い、23年3月末をもって閉鎖することになったと発表した。

 東京Vの新人寮は、サッカーや勉強などの自己研鑽に集中できる環境を用意し、親元を離れて自立や自律を促すことを目的に、20年夏に設立。コロナ禍によりクラブ経営が不安定な中、クラウドファンディングでの協力を得ながら、MF藤田譲瑠チマ(横浜FM)、DF馬場晴也(札幌)などの若手選手が共同生活を送り、その目的を果たしてきた。

 しかし、ここ1、2年は新人寮に入寮する選手が減少。寮の運用を続けることが困難となったほか、「クラブ独自の新人研修プログラムを整備したことで、選手各々の自己研鑽や社会人としての自立心が育まれ、親元で生活しながらも成長できる環境が整ってきました」と閉鎖の理由を説明している。

 クラブは「現在の新人寮の役割は、ある一定の成果を持って終えられたと考え、今回の判断に至りました」と伝えたうえで、「新人寮設立支援プロジェクトにご賛同いただいた多くの方々のご支援のおかげで、新人寮で育った選手は一人前のプロサッカー選手として活躍しています。本当にありがとうございました」と感謝。「今後もどのような環境が新人選手の育成に最も適した形か精査・検討し、模索して参ります」とファン・サポーターに誓った。

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