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イニエスタが再三チャンス演出も神戸は無得点、親善試合はバルセロナが2-0勝利

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イニエスタは後半36分まで出場した

[6.6 国際親善試合 神戸0-2バルセロナ 国立]

 今夏での退団が決まっているMFアンドレス・イニエスタが所属するヴィッセル神戸と、古巣のバルセロナが国立競技場で親善試合を行った。試合は2-0でバルセロナが勝利した。

 神戸はイニエスタがキャプテンマークを巻いて先発。当初は過密日程が心配されたが、3日の川崎F戦が中止となった関係で、比較的余裕のある日程になった。GKは前川黛也、DFラインは右から高橋祥平尾崎優成大崎玲央初瀬亮。MFセルジ・サンペールとMF齊藤未月がダブルボランチを組み、右MFを佐々木大樹。左をFW汰木康也が務め、イニエスタがトップ下。ワントップにはFWリンコンが入った。

 対するバルセロナは4日に今季リーグ最終戦を消化。中1日で日本に移動してというハードスケジュールだった。しかしクラブレジェンドの記念マッチに、盟友のシャビ・エルナンデス監督は、FWロベルト・レバンドフスキらを先発起用。ただ右SBのDFジュリアン・アラウーやアンカーのMFパブロ・トーレが20歳、シャドーのMFパウ・プリムと右WGのMFダニエル・ロドリゲスが17歳とセカンドチーム以下でプレーする若手もスタメンに並んだ。

 雨の降る国立競技場で行われた一戦。神戸はキャプテンマークを巻くイニエスタにボールを集めながら、試合を進めていく。しかし前半10分のイニエスタのスルーパスから汰木が上げたクロスはGKにキャッチされるなど、思うようにチャンスを作ることが出来ない。

 するとバルセロナが一瞬の隙を突く。前半16分、パブロ・トーレのスルーパスに反応したMFフランク・ケシエがゴール前に抜け出して右足でゴールネットを揺らす。さらに3分後の19分にはまたもパブロ・トーレの蹴ったCKからDFエリック・ガルシアが打点の高いヘッドで合わせて、あっという間にリードを2点に広げた。

 ただ神戸も徐々に形を作り出す。後半31分にはエリア左で受けたイニエスタが右足で狙うが、わずかに左に外れる。同35分のイニエスタが蹴ったCKをリンコンが合わせるが、GKのセーブに遭う。そして同45分にはエリア内を齊藤とのワンツーでト突破したイニエスタがシュートを狙うが、これもGKに防がれて得点にはならなかった。

 後半に入ると、両チームがまず6人ずつを交代。神戸はスペイン4部のCDアトレチコ・パソから復帰したばかりのMF日高光揮らを投入。一方のバルセロナはレバンドフスキらを下げて、16歳のDFエクトル・フォートらを送り込む。さらに同16分からはさらに2枚替えを行い、GKの交代も行った。

 ただ若手中心のメンバーになっても、バルセロナイレブンは上手さで会場を沸かせる。しかし後半33分のFWラフィーニャの右CKをFWフェラン・トーレスがダイレクトボレーで合わせた場面はわずかに枠上に外れる。同35分のDFエクトル・フォートの右クロスをMFウナイ・エルナンデスが合わせたシュートは、前川が好セーブで弾き切った。

 そして後半36分、神戸はイニエスタの交代を決断。ベンチに下がる背番号8には大歓声が送られると、バルセロナのベンチからはシャビ・エルナンデス監督がイニエスタのもとに歩み寄り、労をねぎらうと、より一層の歓声が上がった。

 神戸はこの交代でFW武藤嘉紀らを投入。さらに後半39分からはFW大迫勇也をピッチに送り込む。その際にスタジアムのビジョンに日本代表の森保一監督の姿が映し出されると、大きな歓声が上がる。そして同44分には大迫のロングパスから武藤がゴール前に侵入。決定機を作りだすが、シュートは惜しくも左に外れた。

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