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町田の39歳DF深津康太が岩手に完全移籍「愛した土地でサッカーができる事に感謝」

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DF深津康太が岩手に移籍

 いわてグルージャ盛岡は27日、FC町田ゼルビアからDF深津康太(39)が完全移籍で加入することを発表した。

 流通経済大柏高出身の深津は2003年に名古屋グランパスでプロキャリアを始め、水戸ホーリーホック、柏レイソル、FC岐阜でのプレーを経て2009年に当時JFLの町田へ加入。2011年に東京ヴェルディへ移籍したが、2013年に町田へ復帰し、JFLからJ3、J3からJ2への昇格に貢献した。今季はここまでJ2リーグ戦5試合、天皇杯2試合に出場している。

 岩手加入にあたり、クラブ公式サイトを通じて「FC町田ゼルビアから移籍してきた深津康太です! 祖父と祖母が生活をし、愛した土地でサッカーができる事に感謝しています! 強い覚悟を持ちJ2昇格に向けて僕の全てをささげます! 一緒に戦いましょう!」とコメントした。

 また、計13シーズンを過ごした町田のクラブ公式サイトでは、下記のように思いを語っている。

「ファン・サポーターの皆さん 13年間大変お世話になりました。この度、いわてグルージャ盛岡に移籍する事となりました。ファン・サポーターの皆さんの前で、ひと言もご挨拶できなかった事が、僕はとても寂しく、悲しく、そして申し訳ない気持ちです」

「僕のサッカー人生最後の夢は、町田でユニホームを脱ぐ事でした。その為に愛情と情熱を持って、後悔の無いよう日々プレーしてきました。今シーズン、J1昇格をかけて大改革と大躍進の町田で、シーズン終了まで、また来年以降もチームに貢献したかった気持ちと、選手としてまだまだプレーしたい気持ちとの葛藤でとても悩みましたが、常にチャレンジしてきた僕のサッカー人生、選手として必要としてくれている盛岡さんで、またチャレンジしようと決めました。町田で引退したかった反面、40歳の僕もサッカー選手でいたいという目標があったからです」

「サッカーをやりたくてもチームが無く、続ける事が出来ない選手を見てきて、もう一年サッカーが出来るのであれば、やらない選択肢は僕にはありません。太陽光発電の営業をしながらの選手活動など苦労もたくさんあったけれど、芝生席だったところには立派なバックスタンドが出来、とうとう完成したクラブハウスを目の当たりにした時は、たくさんの方々のご尽力や先人たちの思いから、とても感慨深いものがありました。そして、息子を抱いて入場出来た事も、最高の思い出の一つです」

「もう一度J1の景色が見たい、町田で全てのカテゴリーを経験したい、その思いは叶いませんでしたが、町田でやってきた事に僕は全く後悔はありません。祖父と祖母が眠る岩手で、僕らしく、また新しいチャレンジをしてきます。これからの町田の発展と活躍を心から祈っています。ありがとうございました」

以下、クラブ発表プロフィール

●DF深津康太
(ふかつ・こうた)
■生年月日
1984年8月10日(39歳)
■出身地
千葉県印西市
■身長/体重
181cm/75kg
■経歴
木刈中-習志野高-流通経済大柏高-名古屋-水戸-名古屋-柏-名古屋-岐阜-町田-東京V-町田
■出場歴
J1リーグ:4試合
J2リーグ:337試合13得点
J3リーグ:63試合5得点
JFL:114試合10得点
カップ戦:3試合
天皇杯:12試合/1得点

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