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柏のエース細谷真大が残留争いに弾みつける決勝弾! U-22日本代表から帰還も「特に問題なし」の今季10得点目

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FW細谷真大

[9.17 J1第27節 横浜FC 1-2 柏 ニッパツ]

 U-22日本代表の活動から帰還した柏レイソルのエースが勝利をもたらした。FW細谷真大は1-0で迎えた前半38分にチーム2点目。終盤に失点したため、細谷の得点が決勝ゴールとなった。今月4日から13日まではパリオリンピックのアジア一次予選を兼ねるU23アジアカップ予選に参加。帰国後の練習参加は2日間のみだったが「初日の練習でも動けていたので、特に問題なくできた」と頑丈っぷりをアピールした。

 16位・柏と17位・横浜FCの残留を懸けた大一番となった。徐々に攻勢を強めた柏は、前半33分にFWマテウス・サヴィオがPKを沈めて先制する。そしてその5分後、細谷が追加点。MF山田雄士がハイプレスで奪ったボールをゴール前で折り返し、細谷が右足シュートで叩き込んだ。後半42分に失点を喫したが、1点のリードを守り切り、2-1で勝利。最下位・湘南ベルマーレとの勝ち点差を「5」に広げた。

 勝利をもたらしたゴールにも、細谷の喜びは控えめだ。「結果的に決勝ゴールとなりましたけど、得点する機会はあった。そういったところを取っていけば、もっとゲームの進め方も楽にできたんじゃないかなと思います」。終盤に入ると、横浜FCの猛攻を食らった。1失点のみで済んだが、細谷は接戦に陥ったことに悔しさものぞかせていた。

 今節のゴールで、細谷は目標としていた今季10ゴールを達成した。それでも満足はしていない。10月のA代表の活動に招集されるためにも「ここで点を重ねる必要もありますし、チームの勝利の貢献にもつながっていかないといけない。まずはここでしっかり取り組んでいきたい」と強調する。7試合を残し、目標も上方修正だ。「残り少ないですけど、やっぱり1試合は得点に絡みたいと思っている。15以上は取りたい」と新たな数字を設定した。

(取材・文 石川祐介)
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石川祐介
Text by 石川祐介

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