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J1自動昇格枠を争った“静岡ダービー”、清水が乾貴士弾で磐田を破って2位浮上

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[10.7 J2第38節 清水 1-0 磐田 アイスタ]

 J2リーグは7日、各地で第38節を開催した。IAIスタジアム日本平では、3位清水エスパルスと2位ジュビロ磐田が激突。清水が1-0で“静岡ダービー”を制し、2位に浮上した。

 1年でのJ1復帰を目指す両チーム。勝ち点65の磐田が一歩リードし、清水が64ポイントでその背中を追う。ホームの清水は前節の黒星で2試合未勝利。磐田は2連勝で差を広げたいところだ。J1自動昇格枠の2位を争う一戦は、立ち上がりから一進一退の攻防となった。

 清水はFWチアゴ・サンタナをターゲットに攻撃を組み立てると、その脇をMF乾貴士とMFカルリーニョス・ジュニオが流動的に動いてチャンスを創出。対する磐田は、FWジャーメイン良が積極的にゴール前へ顔を出して相手を脅かした。

 清水は前半15分、右サイドから攻撃を仕掛けると、乾のパスをペナルティエリア内右で受けたMF中山克広が反転から右足を振る。しかし、シュートは枠を捉えることができなかった。磐田は同27分、ジャーメインがドリブルで中央を切り込んで左足でシュートを放つも、こちらも枠の外。

 すると、ホームの清水が先にスコアを動かす。前半41分、MFホナウドが敵陣ハーフウェーライン付近から前線へ浮き球を入れると、T・サンタナがコントロールから縦パス。このボールは磐田のDFリカルド・グラッサにカットされたが、ルーズボールを乾が右足で流し込んで先制に成功した。

 清水の1点リードで前半を折り返すと、反撃に出たい磐田はハーフタイムに選手交代。MF松本昌也に代えてMF古川陽介をピッチへ送り込んだ。すると、その古川が相手ゴールに迫る。後半3分、ペナルティエリア内右でボールを受けたMFドゥドゥの折り返しに古川。しかし、右足で転がしたシュートは左へ逸れていった。

 その後も同点弾を目指す磐田は後半29分に決定機を迎えた。左サイドでコーナーキックを得ると、MF上原力也が右足で蹴り込んだボールでゴール前が混戦状態に。途中出場のFW後藤啓介がヘディングで押し込もうとしたが、清水のDF陣がギリギリのところで弾き出した。

 清水は数少ないチャンスから追加点を狙うも、GK三浦龍輝がそれを許さない。磐田は後半38分に上原を下げてMF遠藤保仁を投入。セットプレーから相手ゴールに迫ったが、清水が何とか逃げ切り、1-0で勝利した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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