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今季初欠場の神戸MF山口蛍に吉田監督「次の試合に間に合うのかは…」佐々木も負傷交代で酒井高徳を緊急MF起用

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中盤のMF佐々木大樹も負傷交代となった

[10.28 J1第31節 湘南 1-1 神戸 レモンS]

 前節までの今季30試合に全てフルタイム出場し、ヴィッセル神戸の優勝争いに大きく貢献していたMF山口蛍が28日、J1第31節の湘南ベルマーレ戦で今季初めて欠場した。試合後、吉田孝行監督は記者会見で「怪我であるということは言えるが、その状況が次の試合に間に合うのかは日々の状況を見ないとわからない」と現在の状況を明かした。

 この日は17位の湘南に1-1のドロー。吉田監督は「蛍は代えの利かない選手ではあり、高強度のランニングで人の2倍走っているので、彼がいないことによってそういうところが足りなくなると思った」という状況を受け、「運動量は周りのカバーでというプランで臨んだ」というが、セカンドボールが拾えない時間に失点を喫するなど、不在の影響は避けられなかった。

 神戸の中盤では序盤の好調を牽引していたMF齊藤未月も今年8月の試合中の接触プレーにより、左膝に全治約1年間の大怪我を負って離脱中。またこの試合ではMF佐々木大樹も腰を痛めて負傷交代しており、ベンチメンバー外だった山口の状態も含め、優勝争いの最終盤に大きな試練が立ちはだかっている。

 湘南戦では佐々木がピッチを退いた後半途中からDF酒井高徳をインサイドハーフで起用。指揮官は酒井の中盤でのパフォーマンスについて「セカンドボールの予測、粘り強さ。そこで試合が落ち着いたと思う」と手応えを述べていたが、11月12日に控える次節・浦和戦に向けて起用に頭を悩ませることになりそうだ。

(取材・文 竹内達也)
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竹内達也
Text by 竹内達也

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