Jリーグは4日に11・12月度の月間表彰を発表した。J1初優勝を決めたヴィッセル神戸からFW大迫勇也が今季3回目のJ1月間MVPを受賞し、吉田孝行監督が今季2回目のJ1月間優秀監督賞に選出されている。

　大迫はJ1初優勝を果たした神戸で大きな存在感を示し、J1得点王となる22得点を記録。またアシストも重ね、優勝決定戦となった第33節・名古屋グランパス戦では全2得点を演出した。反町康治選考委員は「優勝を決めた名古屋戦での活躍は評価に値する」と伝え、ワッキー特任委員は「ゴールもさることながら絶妙なポストプレーからのアシストが秀逸、33節の井出へのそれはスーパーだった」とコメントしている。

　吉田監督は優勝のプレッシャーが高まるなか、アウェーでの第32節・浦和戦を2-1で競り勝つと、翌節の名古屋戦も2-1で勝利してホームで優勝を決めた。また最終節のG大阪戦も1-0で勝利して対象期間の3試合を全勝で終えた。クラブOBの槙野智章選考委員は「優勝争いのクライマックスで、したたかに勝利へ導いた」「優勝を決めた後の最終節も隙がなく、3連勝でシーズンを締めくくった」などと称えている。

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