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J1王者・神戸はスーパー杯で屈す…吉田監督は来週のリーグ開幕戦に前を向く「この負けは意味がある」

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吉田孝行監督

[2.17 富士フイルムスーパー杯 2024 神戸 0-1 川崎F 国立]

 シーズン開幕を告げるタイトルマッチで黒星を喫した。ヴィッセル神戸は押し込みながらも無得点。吉田孝行監督は試合後の会見で「自分たちがギアを上げるチャンスはあったが、いつものような早いサッカーの展開には持っていけなかった」と語った。

 昨シーズンのJ1リーグで初制覇を果たした。主力が抜けることもなく迎えた新シーズン開幕戦。スタメンは昨シーズンの主力が名を連ねた。しかし、相手の得意パターンを封じながら攻撃に転じたがゴールは遠い。吉田監督は「前半からある程度自分たちのサッカーはできたが、やはりサッカーは点を取るスポーツ。そこの部分はまだまだ」と振り返った。

 新戦力を試すなかで手応えもあった。本職SBのDF広瀬陸斗(←鹿島)は右ウイングでプレーをした。「(ウイングは)両方できると思う」と吉田監督は起用意図を明かす。「高徳と陸斗を組み合わせて、入れ替わることもできる。間で受けるところも上手い。背後を取っていきたいという意図で使った」。練習から試しており、「自分のなかで面白いという手応えがあった」と力を込めた。

 FW武藤嘉紀が負傷で不在と伝えられている。この試合でもメンバー外で開幕戦も不安視されるが、指揮官は「コメントは控えさせていただきます」とだけ口にした。24日の開幕戦では敵地でジュビロ磐田と対戦。「この負けは意味がある。自分たちのいまの実力だと思うし、しっかりと開幕まで一週間修正したい」と前を見据えた。

(取材・文 石川祐介)

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石川祐介
Text by 石川祐介

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