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VAR支える“右腕”に平畠氏感嘆「そんなことできます?」ジャッジリプレイ後継番組がスタート

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VARの裏側が明らかに

 Jリーグの新たな審判関連番組「Jリーグ審判レポート」が3月26日から始まった。

 第1回の前編では川崎フロンターレ対ジュビロ磐田の決勝点を巡る判定での審判音声が公開された。FWジャーメイン良の得点がハンドで取り消されるも、直前にDF瀬川祐輔の腕にボールが当たったことが判明したため最終的な判定は「磐田のゴールを取り消して磐田のPKで再開」という結果になった。

 出演したJFA審判委員長の扇谷健司氏も「なかなかないケース」と表現する場面だったが、飯田淳平主審と木村博之VARは冷静に判断。貴重な審判員の音声を聞いたファンからは紳士的な対応を示した審判団や磐田の主将MF上原力也を称える投稿がSNS上で発信されている。

 また今日2日に公開された後編ではJFA審判マネジャーの佐藤隆治さんが出演し、芸能界きってのサッカー通として知られる平畠啓史氏とともにVARシステムの設備を伝えた。VARルームの内部が公開されると、VARを補佐するリプレーオペレーター(RO)も登場。平畠氏はROが12台に及ぶカメラから適切な映像を瞬時に判断していることを知り、「そんなことできます?」「すごいなー」と驚きを示していた。その後には佐藤氏がVAR担当となってチェック時のデモンストレーションも行われ、VARチームによる作業の迅速さと大変さがファンに伝わる内容となった。

「Jリーグ審判レポート」は毎月前編と後編の2本構成となり、普段知る機会の少ないレフェリーの個性や努力、試合中継だけでは伝わらない舞台裏に迫ってレフェリングの観点でJリーグの発展をともに考える番組を目指すという。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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