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負傷交代も気丈に振る舞った広島DF荒木隼人「3日で治します!」代役CBの23歳を称賛

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試合後のセレブレーションにも参加していたDF荒木隼人(左から2人目)

[4.3 J1第6節 町田 1-2 広島 Gスタ]

 サンフレッチェ広島は前半15分、3バックの中央に君臨し続けてきたDF荒木隼人がジャンプの着地で左ハムストリングを痛め、途中交代を強いられるという緊急事態に陥った。

 それでもミヒャエル・スキッベ監督は直後、右ウイングバックのDF中野就斗を3バックの中央に移すと、この起用が的中。かつて桐生一高、桐蔭横浜大時代はCBを担い、プロ入り後にサイドにコンバートされた23歳が“本職”で躍動し、高さのあるFWオ・セフン、スピードのあるMF平河悠らとのマッチアップを制した。

 試合後、自ら歩いてミックスゾーンに姿を見せた荒木は「見ていて頼もしかった。ポテンシャルがあるのでさすがです」と代役の中野を称賛。局面のバトルを制しての勝利に「球際の強さはこのチームのストロングポイントでもあるので、自信を持ってやっている」と手応えを語った。

 負傷の状態についてはこれからの検査で判明する見込みだが、現状では「筋肉系なので立っている動きでは痛くない」とのこと。「(交代)大げさだったと言われるような診断だったらいいなと思う」と口にしつつ、「3日で治します!」と気丈に振る舞っていた。

(取材・文 竹内達也)

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竹内達也
Text by 竹内達也

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