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カタール出発直前の決勝弾! U-23日本代表FW藤尾翔太は絶好調キープ「向こうに行っても結果を出したい」

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FW藤尾翔太

[4.7 J1第7節 川崎F 0-1 町田 U等々力]

 自らのゴールで勢いに乗り、オリンピック出場権を狙う。FC町田ゼルビアのU-23日本代表FW藤尾翔太は今季3点目となる決勝ゴールを挙げた。試合後にはすぐにカタールへ移動し、15日開幕のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23アジアカップに臨む。「すごくいい状態なので向こうに行っても結果を出したいし、結果を出すことも大事だけど、やっぱりオリンピック出場が大事なので、そこに注視してやっていきたい」と意気込みを語った。

 首位を走るチームとともに好調の波に乗った。前半32分、自陣からのビルドアップで左サイドから展開。MF藤本一輝がグラウンダーのクロスを上げた。ゴール前に走り込んだのは藤尾。「その瞬間に(高井)幸大と競っていたが、そこで僕の体が前に出ていた。いいボールが決められると思って、思った通りのボールが来た」。ファーサイドに流れたボールをスライディングで押し込んだ。

 1-0で迎えた後半5分にも藤尾はゴールネットを揺らした。しかし、直前のプレーで藤本にオフサイドが認められてノーゴール。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)のチェック時には、藤尾はノーゴールを予感していたという。「(昌子)源くんからオフサイドかもしれないけど、取り消されても気持ちは冷静に次やりやと言ってくれていた。そのときにはもうオフサイドなのかなと。全然あせらずにもう1点取ったらいいわくらいの気持ち」と冷静さを保っていた。

 藤尾と同じくU-23日本代表の川崎フロンターレDF高井幸大とのマッチアップも見どころとなった。藤尾は「次は同じチームでやるし、すごく信頼しているCB。今日は敵だったけど、いいCBだなと改めて思った」と振り返った。藤尾らはパリ五輪を目指す戦いに臨むため、今日中にカタールへ。「自分自身、得点できたことでいい流れで臨める。いいメンタルの状態で行けると思う」とやる気をみなぎらせて出発した。

(取材・文 石川祐介)


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石川祐介
Text by 石川祐介

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