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[PSM]U-23代表MF東、逆転勝ち貢献も12年無得点を反省

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[2.25 プレシーズンマッチ 大宮2-1杭州緑城 NACK]

 U-23日本代表として戦ったロンドン五輪アジア最終予選マレーシア戦(22日、クアラルンプール)から帰国したばかりの大宮アルディージャMF東慶悟は0-1の後半18分から出場した。豊富な運動量で動きまわり、楔への縦パスを通すなど攻撃を活性化。MFチョ・ヨンチョルの同点ゴールのシーンではフリーランニングでスペースをつくり出しており、また前線からの守備など逆転勝利に貢献した。鈴木淳監督も「足元で受けても簡単に失わない。いい流れをつくってくれた」とそのプレーを評価していた。

 前日は軽い調整のみ。杭州戦は当初から出場時間を30分程度に限定することが決まっていた。前半、チームは相手の厳しいプレッシャーを受けてしまい、持ち味のパスワークが停滞。ピッチの外から戦況を見つめていた東は「流れを変えたかった」。コンディションが良くなかったことを本人も認めていたが、その中でしっかりと仕事をしてホームで勝利をもたらした。ただし、本人は不満顔。「(五輪予選の)シリア戦、マレーシア戦、そしてきょうもゴールできなかった。まだまだ。今年はどんどんゴールを決めていきたい。上手く周りを活かしながらゴールしていきたい」と、チームの勝利に貢献しながら得点も量産することを誓っていた。

 この後は3月10日のJ1開幕へ向けて新戦力たちとのコンビネーションを高めていく。そしてゴールと勝利で、3月14日に行われるロンドン五輪出場をかけた予選最終節のバーレーン戦にいい形で入りたい。東は「オリンピックは凄く重要な試合。全力を尽くしたい。そして(大宮では)チームの勝利のために戦いたい」と言い切った。大宮と日本にとって重要な3月連戦を戦う東。U-23代表の10番は重要な2試合へ向けて万全の準備をする。 

(取材・文 吉田太郎)
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