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名古屋がFW矢野の移籍後初ゴールで、鳥栖を振り切る

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[3.23 ナビスコ杯第2節 鳥栖1-2名古屋 ベアスタ]

 ナビスコ杯は23日に第2節を各地で行い、サガン鳥栖名古屋グランパスと対戦した。20日の第1節で、ともに勝ち点1を挙げていた両チームの激突。前半14分に名古屋がMFヤキモフスキーの来日初ゴールで先制する。前半のうちに鳥栖のMF池田圭に同点ゴールを許したが、後半30分にはFW矢野貴章がヘッドで加入後初ゴールを記録。これが決勝点となり、名古屋が2-1で勝利した。

 DF闘莉王、MF小川佳純、MF藤本淳吾と、主力にケガ人が続出している名古屋が、新戦力の活躍で、勝利をつかみ取った。まずは前半14分、ヤキモフスキーが最終ラインの裏で、MFダニルソンからのロングボールを受けると、GK室拓哉をかわして、無人のゴールにボールを流し込んだ、

 先制されたホームの鳥栖も19分、FW清武功暉の絶妙なパスをPA内で受けたMF池田圭が、飛び出してくるGK楢崎正剛の鼻先で左足シュート。これが決まって、1-1の同点に追いつく。

 一進一退の攻防の中で、追加点を挙げたのは名古屋だった。後半30分にCKを得ると、ヤキモフスキーが左足で入れたボールを、矢野がヘッドで合わせた。「練習でも良いボールを蹴ってくれていた」と感謝する矢野が「良いところに飛び込むことができて、結果的にフリーになれていた」と、自画自賛する絶妙なポジショニングから、移籍後初ゴールを挙げた。

 鳥栖も後半34分に、右サイドからのクロスに池田が飛び込むが、一歩合わず。終盤も前線にロングボールを放り込み、FW豊田陽平の強さを活かそうとしたが、最後までゴールは遠かった。このまま、2-1で名古屋が勝利し、ストイコビッチ監督は、「アウェーでの鳥栖戦は、いつも非常に難しい。結果を出すことができて良かった。ケガ人が多い中でメンバーを構成し、結果を出せたことも大きい」と、勝ち点3を喜んだ。

 また、新加入のヤキモフスキーと矢野が、初ゴールを挙げたことについても、ストイコビッチ監督は、2つの意味でポジティブなことだと語る。「今年、新加入の彼らにとって自信になるだろう。同時にこの2点は、私たちのアウェーでの重要な勝利につながった。この試合はチームが自信を回復するためにも、非常に重要だった。パスサッカーを今後もつなげて、次の試合でもベストパフォーマンスを見せていきたい」と、好転のきっかけにしたいと語っている。矢野も指揮官に同調する。「リーグ戦で良い結果が出ていないので、リーグ戦でもしっかり勝てるように頑張ります」と、30日のJ1第4節・湘南戦に気持ちを切り替えた。

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