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清水が今季初の1試合3ゴール、J1無敗記録樹立の大宮に競り勝つ

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[4.23 ナビスコ杯第5節 大宮2-3清水 NACK]

 清水エスパルスは敵地で大宮アルディージャに3-2で競り勝ち、ナビスコ杯初勝利を挙げた。負ければグループリーグ敗退が決まるところだったが、今季公式戦最多となる1試合3得点を挙げ、決勝トーナメント進出へ望みをつないだ。

 20日のJ1浦和戦(1-0)で無敗記録を18試合に伸ばし、J1新記録を樹立した大宮。一方の清水も一時の不振を脱出し、最近の公式戦4試合でわずか1失点と立て直しに成功した。前半はスコアレスで折り返したが、試合は後半に激しく動く。まずは後半7分、大宮はDF村上和弘からパスを受けたFW清水慎太郎が正確なトラップで前を向き、DFカルフィン・ヨン・ア・ピンと体を入れ替え、右足でゴールに流し込んだ。

 清水もすぐに同点に追いつく。後半10分、後半開始から投入されたFWバレーが左サイドをドリブルで駆け上がり、一気にPA内まで進入。角度のない位置から左足でGKの股間を抜き、1-1の同点に追いついた。同34分にはDF吉田豊がゴール前に放り込んだボールをDF平岡康裕がヘディングシュート。2-1と逆転に成功した。

 大宮も諦めない。失点から1分後の35分、FWズラタンの左クロスに走り込んだFWノヴァコヴィッチが左足で押し込んだ。後半途中から出場したスロベニア代表コンビが、すぐさま試合を振り出しに戻したが、この日は清水の決定力がまさった。

 後半38分、FW高木俊幸が中央からドリブルで仕掛け、バレーにラストパス。フリーになっていたバレーは落ち着いて右足でゴールに流し込み、3-2と再び勝ち越した。清水の1試合3得点は今季公式戦11試合目で初めて。ナビスコ杯初勝利で公式戦5試合負けなし(3勝2分)となった。


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