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長男誕生の富山が祝弾も…鳥栖と川崎Fは痛み分けで決勝T進出は絶望的

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[5.18 ナビスコ杯グループリーグ第5節 鳥栖1-1川崎F ベアスタ]

 サガン鳥栖はホームで川崎フロンターレと対戦し、1-1で引き分けた。公式戦4試合勝ちなし(2分2敗)となり、ナビスコ杯は2分2敗の未勝利でB組最下位のまま。リーグでは暫定首位の川崎Fもナビスコ杯は1勝2分2敗の勝ち点5で、残り1試合で5位に後退した。

 川崎Fは1トップで先発した19歳のFW三好康児が積極的なプレーを見せた。前半13分、三好からパスを受けた大卒ルーキーのFW長谷川竜也が右足アウトで狙うが、シュートはGKがセーブ。それでも同16分、こぼれ球を拾ってPA内を縦に仕掛けた三好の折り返しがDFキム・ミンヒョクのオウンゴールを誘い、先制に成功した。

 前半34分にも三好が右サイドからドリブルで中に切れ込み、左足でミドルシュート。これはGKの正面だったが、1点リードで折り返した後半も果敢にゴールを目指す。しかし、後半6分、細かいパス交換からMF橋本晃司のラストパスを受けた三好のシュートはGKの正面。なかなか追加点を奪えずにいると、流れは徐々に鳥栖に傾いた。

 後半13分、C大阪から完全移籍で加入したMF楠神順平が右足でミドルシュート。これは枠を捉え切れなかったが、後半27分、ついに同点に追いついた。負傷による長期離脱から復帰し、今季公式戦初出場初先発となったDF磯崎敬太が左クロス。これにFW富山貴光がヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 今季、大宮から完全移籍で加入した富山はこれが移籍後公式戦初ゴール。得点後はチームメイトとゆりかごダンスを披露し、12日に生まれたばかりの第一子(長男)誕生を祝った。直後の後半29分には楠神の折り返しにフリーのFW池田圭が左足で合わせる決定機もあったが、シュートはゴール上へ。試合は1-1の痛み分けに終わり、互いにグループリーグ突破は絶望的となった。

●ナビスコ杯2016特設ページ

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