beacon

大塚が起用に応える2発! GLラストの川崎F、首位浮上も決勝T進出は最終節の結果次第に

このエントリーをはてなブックマークに追加
[5.25 ナビスコ杯B組第6節 川崎F 2-1 仙台 等々力]

 グループリーグ最終戦となった5位の川崎フロンターレがホームで首位のベガルタ仙台に2-1で勝利した。川崎Fが勝ち点を8に伸ばし、仙台と横浜FMと並んだが、得失点差で上回り首位に浮上した。しかし、川崎Fは決勝トーナメント進出は最終節の結果次第となった。

 DF板倉滉がトップチームデビューの川崎Fは前半10分、MF大塚翔平が放った右足ミドルは左ポストに阻まれるが、加入後初先発となった大塚が積極的なプレーを見せる。同28分にもMF田坂祐介が左に展開したボールをDF中野嘉大がダイレクトで折り返し、ファーサイドにフリーで飛び込んだ大塚が右足で合わせるもGK関憲太郎に弾き出された。

 すると、仙台FWウイルソンに立て続けにシュートを打たれる。しかし、これを耐えしのぐと川崎Fが先制に成功する。前半43分、高い位置でボールを奪うとMF橋本晃司のパスをPA内で受けた大塚が独特なステップから右足シュート。相手DFの股下を抜けたボールがゴール左隅に吸い込まれ、1-0で前半を終えた。

 リードでして後半を迎えた川崎Fは開始早々に追加点を挙げる。敵陣中央で縦パスを受けたMF三好康児がターンからスルーパスを送る。これに反応した大塚が完全に裏に抜け出し、飛び出したGK関の位置をしっかり確認して右足ループを叩き込み、スコアを2-0とした。

 早い時間帯に1点を返したい仙台は後半11分、左からの折り返しをDF平岡康裕が反転から右足ボレー。決定機だったが、GK安藤駿介に弾き出され、チャンスをいかせない。渡邉晋監督は攻撃のリズムを変えようと同24分にMF金久保順とMF三田啓貴を同時投入し、終盤の逆転を目指した。

 すると、仙台は後半39分にDF蜂須賀孝治のクロスから中野のハンドを誘いPKを獲得。これをウイルソンがGK安藤が飛んだ逆方向にしっかり決め、1点差に追い上げる。しかし、反撃もここまで。2-1で川崎Fが逃げ切り、グループリーグ最終戦を白星で飾った。

●ナビスコ杯2016特設ページ

TOP