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「サポーターが喜んでくれるのは結果」 タイトル獲得に燃える浦和MF関根

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下部組織から浦和レッズ一筋で育つMF関根貴大

 下部組織出身者として、浦和レッズMF関根貴大はチームにタイトルをもたらそうと静かに闘志を燃やしている。

 試合前日は「まだ落ち着いていますね」とおどけたものの、ナビスコ杯から名称が変更されたルヴァン杯の「最初の王者になりたい」と力強く語る。チームにタイトルをもたらし、「自分を起用してくれる(ペトロヴィッチ)監督に恩返しをしたい」。そして、何よりファン・サポーターにタイトルをプレゼントしたいと考えている。「内容どうこうより、ファン・サポーターが一番うれしいのは結果。それがすべてだと思う」。

 対戦相手となるG大阪とは、10月1日のJ1リーグ第2ステージ第14節で対戦。しかし、関根自身は、出場停止のためスタンドからチームを見守った。すると、ポジションを争うMF駒井善成が好パフォーマンスを見せて、4-0の大勝に貢献。関根は自分がピッチにいないことに「悔しい気持ちもあった」が、ライバルのプレーに刺激を受けていた。

「自分が出ていなくて、善成くんが攻撃陣を引っ張っていたし、あそこから得点につながっていた。そういうプレーを見ると刺激になるし、目に見える結果が求められると思う。もし、試合に出たら責任感を持ってプレーしたい」

 前日練習では主力組でプレーした生え抜きのアタッカーは、決勝の舞台に立ち、愛するクラブにタイトルをもたらせるか。

(取材・文 折戸岳彦)
●ルヴァン杯2016特設ページ

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