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神戸が完封勝利で逆転1位通過! 新潟は16歳MFデビューも未勝利で最下位に

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[5.31 ルヴァン杯GL第7節 新潟0-1神戸 デンカS]

 グループ2位のヴィッセル神戸が敵地で同最下位のアルビレックス新潟に1-0で完封勝ちした。勝ち点3を積み上げた神戸は首位のC大阪を抜き、逆転での首位通過が確定。8月30日、9月3日に開催される準々決勝に駒を進めた。

 ここまで未勝利でB組最下位に沈む新潟は、直近のJ1第13節・仙台戦(1-2)から先発11人を変更。21歳以下の選手としてDF長谷川巧(18)とDF酒井高聖(21)を起用し、MF伊藤優汰とFW平松宗を前線に並べた4-4-2で臨んだ。

 対する神戸は、直近のJ1第13節・C大阪戦(1-2)からスタメン5人を入れ替え。21歳以下ではDF山口真司(21)が先発起用され、ネルシーニョは新潟と同じ4-4-2を採用してミラーゲームを仕掛けた。

 すでにグループリーグ全試合を消化している首位C大阪と勝ち点2差の2位につける神戸。勝って首位通過を決めるため、開始から主導権を握って新潟を押し込む。

 前半12分、MF田中英雄がPA手前右で伊藤に倒され、FKを獲得。左利きにとって絶好の位置でプレースキックのチャンスを迎えると、同13分にキッカーを任されたFW田中順也が左足で直接狙う。だが、シュートはゴール右角付近のクロスバーを直撃し、先制とはならなかった。

 前半19分にはMF小川慶治朗がFWウエスクレイのロングパスに走り込み、柔らかいトラップからPA内右に進入。右足で抑えたシュートを放つも、ゴール左に外れた。

 グループ最終戦で意地を見せたい新潟も前半32分に右サイドでFKを獲得し、キッカーのMF端山豪が右足でクロス。ファーのDF酒井高聖が高い打点から頭で叩きつけるが、GKキム・スンギュが好セーブを見せ、前半はスコアレスで終了した。

 攻め込みながらも決め切れなかった神戸は、後半7分に均衡を破る。右サイドのDF伊野波雅彦が右足でクロスを上げ、ファーにボールが流れると、MF大森晃太郎が左足で折り返す。最後はゴール前の田中順が左足でゴール右に蹴り込み、先制点を奪った。

 田中順は今大会の得点ランク首位タイとなる4ゴール目。リードした神戸は後半25分にMF松下佳貴とともに、今季トップ昇格の18歳MF安井拓也を投入する。安井はこれがプロデビュー戦となった。

 新潟も後半32分に2枚替えを敢行。MF成岡翔に代えて2種登録の16歳MF本間至恩、FW平松宗に代えてFW鈴木武蔵をピッチへ送る。本間至もプロの舞台でデビューを果たした。

 神戸優勢の展開は終盤まで続き、追加点こそ生まれなかったが、1-0のままタイムアップ。神戸は首位のC大阪を抜き、逆転で首位通過を決めた。


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