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鹿島JYが鳥栖U-15を7発圧倒!! 21年ぶり2度目の優勝に王手

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鹿島JYが決勝進出

[12.25 高円宮杯U-15準決勝 鳥栖U-15 0-7 鹿島JY 味フィ西]

 高円宮杯JFA第35回全日本U-15サッカー選手権大会の準決勝が25日に行われ、鹿島アントラーズジュニアユースサガン鳥栖U-15に7ー0で勝利し、21年ぶり2度目の優勝に王手をかけた。

 試合は最終ラインからパスを繋いで前進を図る鳥栖U-15と、前線からのプレッシャーでボールを奪ってショートカウンターを狙う鹿島JYが激しい攻防を見せた。すると鹿島JYは前半5分、鳥栖U-15のGKエジケ唯吹ヴィンセントジュニアが中盤を狙ったパスをカットすると、MF小笠原央が個人技から先制点を奪った。

 さらに鹿島JYは前半22分、 MF大貫琉偉が前線に入れたボールをMF平島大悟が胸コントロール。そこから前を向いて豪快なシュートを叩き込んだ。鹿島JYは同25分にFW高木瑛人が追加点を挙げると、同32分にDF林勘太がチーム4点目。前半終了間際には、FW山下昊良がミドルシュートを突き刺して5点リードで後半へと折り返した。

 反撃に出たい鳥栖U-15は、最終ラインから組み立ててボランチのMF大野廉門を経由し、先頭のFW山下昊良を狙う。2トップのもう一角、FW原田蓮太郎が近くでプレーしてフォローするが相手の守備網を突破することができない。

 すると鹿島JYに好機到来。後半11分に右サイドから攻撃を仕掛けると、平島の右足クロスに途中出場のMF大川寛翔がヘディング弾。走り込んで叩いたシュートはクロスバーをかすめて外れていった。それでも鹿島JYは後半32分にリードを広げる追加点。右サイドの大貫からのクロスに高木が頭で合わせてゴールネットを揺らした。

 鹿島JYは後半35分にMF小枝源馬がペナルティエリア手前から右足のシュートを突き刺して7点目。守備ではGK瀬出井柚希を中心に最後まで無失点に抑えて、7-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 成田敏彬)
成田敏彬
Text by 成田敏彬

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