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スピード、技術、パワー…国士舘大に完敗のびわこ大、心と体を鍛え直して冬のリベンジ誓う

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総理大臣杯は3位に終わったびわこ成蹊スポーツ大

[8.28 総理大臣杯 国士舘大4-0びわこ成蹊スポーツ大]

 完敗だった。今大会3戦目にして初めて関東勢との対戦となったびわこ成蹊スポーツ大は、国士舘大を相手に序盤から苦しめられると、前半24分に先制点を献上。ハーフタイムを経てやや持ち直したかに思えたが、再び相手のペースになり、合計4失点で敗れた。

 まず目についたのは、体格の差。スマートな選手の多いびわこ大に対して、国士舘の選手は一回りも二回りも大きく見えた。これについては望月聡監督が「スピード、技術、パワーに何も出来なかった。選手が感じてこれから身体を鍛えないといけない」と話せば、DF山田祐樹も「(国士舘の選手は)毎日筋トレしていると言っていた。自分たちはやるとしても週に2回とかなので、そこは違うなと思いました」と脱帽する。

 大学選手権(インカレ)では14年度の3位があるが、総理大臣杯では今回が最高成績となった。しかしここで満足する選手は当然いない。そのためにも心と体を鍛え直して、冬の舞台に帰ってきたい。

 関西学院大が圧勝した昨年度とは違い、今季の関西学生リーグ1部は上位争いが混戦。1位の関学大、2位の大阪体育大、そして3位のびわこ大が勝ち点22で並び、4位の関西大も勝ち点1差で追う展開で前期を折り返した。

 後期リーグは9月10日に開幕。まずは上位4チームに与えられるインカレへの出場権を目指したいと話した山田も、「その中でリーグの1位がついてくれば。全国に戻ってきて、これよりいい結果を残せるようにしたい」とリベンジを誓った。

(取材・文 児玉幸洋)
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