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超攻撃的フットボールマッチ観戦のF東京FW渡邉「勝とうとする意識を忘れずに」

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 ナイキが開催する超攻撃的な変則フットボールマッチ「WINNER STAYS 激戦上等」の大会6日目が25日に開催され、「FUN フットサルクラブ」の午前の部にはFC東京FW渡邉千真が姿を現し、参加選手との交流を深めた。

 GKなしの4対4で行われるだけでなく、先制されたチームが一人退場して数的不利になるなど変則的なルールが採用される「WINNER STAYS 激戦上等」。渡邉は「先制したチームが数的優位に立つので圧倒的に有利ですよね。でもその試合で2点目を取ったチームが勝利を収めることで、数的不利になったチームにも十分勝つチャンスがあります。すごく面白いルールだと思いますし斬新ですよね」と語り、試合を見つめた。

 仮に監督の立場になったら「僕なら攻撃的に行かせたいですね。やっぱりFWなので。ドリブルを仕掛けて相手を食いつかせた方がチームメイトがフリーになってチャンスも生まれると思うので、ガンガン仕掛けてリスクを冒そうと言います」とFWならではの采配で勝利を目指すと話した。その言葉に触発されたのか、試合中の選手たちはドリブルを積極的に仕掛けるだけでなく、果敢にロングシュートを狙うなど、ゴールへの強い意欲を示した。

 GKがいないため、ゴール前に一人を残して攻撃を組み立てるチームがほとんどだが、渡邉は「ゴール前に一人立たせることでゴールを守ることにつながりますが、それでは自分たちもなかなかゴールを奪えません」とバッサリ。「『リスク上等』という言葉どおりリスクを冒してほしいし、たとえ数的不利になっても、ただ守るだけでなく、勝とうとする意識を忘れないことが大事。攻撃するチャンスは必ず来るので、その瞬間が来るまでしのぎ、ボールを奪った瞬間がチャンスになるので、そこでゴールを狙いたい」と参加者たちにアドバイスを送った。

 国見高校出身の渡邉は高校時代の思い出を「日本一を目指して毎日練習に励んでいました。特にフィジカルトレーニングや1対1、シュート練習はよくやりましよ」と振り返った。国見高の練習量は多いと有名だが、「僕たちの代はOBと比べると、だいぶ練習量が少なくなったと聞きます」と話したものの、一方で「試合に負けたら走って帰るとか、片道約10キロの狸山までの走り込みはきつかったですね」と思い出すだけで苦笑するような、厳しいトレーニングのエピソードを披露した。

 予選ラウンドは5月31日、6月1日の残り2日間となり、「WINNER STAYS 激戦上等」もいよいよ終盤戦を迎える。6月7日に表参道で行われる決勝ラウンドへの切符を手にしていないチームは、その2日間の中で勝者になる必要がある。渡邉は東京最強を目指す選手たちに、「攻撃的な姿勢を忘れずに、リスクを冒して東京の頂点を目指してほしいです」とエールを送った。


★「WINNER STAYS 激戦上等」
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