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[総体]2年連続全国4強の立正大淞南、「壁突破」へ勢い

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 悲願の日本一へ挑戦だ。平成25年度全国高校総体「2013 未来をつなぐ 北部九州総体」サッカー競技があす8月1日から福岡県内で行われる。11年、12年と2年連続4強の立正大淞南(島根)は今年、初の決勝進出、そして初の全国制覇を狙う。

 昨年は三浦学苑(神奈川)との準決勝で先制しながらもその後の流れを活かせずに追いつかれてPK戦敗退。一昨年も桐蔭学園(神奈川)に1-2で競り負けた。この2大会に加えて、10年度の全国高校選手権でも準決勝で立正大淞南に勝った滝川二(兵庫)が日本一。この準決勝の壁を乗り越えて今年こそ目標を達成できるか注目だ。

 今年は立正大淞南の代名詞ともなっている「中央突破」「高速ドリブル」「強烈プレス」に加えて、爆発的なオーバーラップでDFに穴を開けるU-18日本代表候補の左SB高橋壮也(3年)らサイド攻撃も充実。そして全国大会へ向けたメンバーの入れ替えがプラスの面を出している。南健司監督が「プリンスリーグで出ているのに外れた選手もいる」と説明したように、これまで結果を残してきた選手を好調な選手たちの勢いなどが凌駕。CBのレギュラー争いが激しさを増し、DFの控えだった選手がFWに入ったりするなど、出番を得た新戦力たちがチームを勢いづけている。「逆に脆い。安定感はないです」と指揮官は気を引き締めるが、試合巧者でもある立正大淞南は不安を消し去り、今年、全員で壁を打ち砕く。

(取材・文 吉田太郎)
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