UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は12日に決勝トーナメント1回戦の第2レグを行い、バルセロナ(スペイン)はミラン(イタリア)と対戦する。ミラノで開催された第1レグでは、地の利を生かしたミランが2-0と完封勝利を収めている。

　逆転するためには、最低でも3ゴールが必要なバルセロナ。しかし、チームは直近の4試合で3試合に敗れている。FWリオネル・メッシは「僕らは、負けてつらい思いをしている。この状況から起き上がらないといけない。大事な試合がやってくるのだから」と、クラブの公式HPで語った。そのための準備は進んでいるようで、「僕らは敗戦の原因がどこにあったからわかっている。その理由はロッカー内で話し合ったし、そこから外では話さない」と、チーム内で話し合いを持ったことを明かしている。

「僕達が、もう少し力を出さなければならないのは明らかだ。ここのところ、負けが続いたが、僕らは変わらなければならないと認識している。(敗戦からの)リアクションを起こさなければならない鍵になる試合がやってくるし、その変化を現実のものにしなければならない」と、意気込みを語った。

　バルセロナは第1レグに敗れただけでなく、アウェーゴールを挙げることもできなかった。それでも、メッシは前を向く。「結果をひっくり返すこと、それが僕らみんなが望んでいることだ。難しいのはわかっているが、僕らはそれでも信じている。もし、彼らが自身のピッチでできたなら、僕らも同じことがここでできる。彼らにゴールを決められたら、状況が難しくなるのはわかっている。ミランはとても優秀な選手を手にしているからだ。だが、僕らにも可能性はある」と、相手にゴールを与えないことが必要だと強調した。

　2010-2011シーズン以来となる欧州CL制覇を目指しているバルセロナは、この困難を克服できるだろうか。

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