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[CL]4失点で逆転を喫したミラン監督「バルセロナは驚くほど見事だった」

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 UEFAチャンピオンズリーグは12日に、決勝トーナメント1回戦の第2戦を行い、ミラン(イタリア)はバルセロナ(スペイン)にアウェーで0-4と大敗。2戦合計スコアでも2-4となり、敗退が決まった。ホームで行われた第1戦でミランは、バルセロナを相手に2-0と完封勝利を収め、8強進出の可能性が高いと思われていた。しかし、前半5分にFWリオネル・メッシにゴールを割られると、その後も圧倒的にボールを保持する相手にチャンスをつくられ、前半のうちに追い付かれると、後半にも2点を決められた。

 試合後、ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は「立ち上がりの30分、バルセロナは驚くほど見事な戦いを見せた。特に高い位置で我々を押し込み、なかなかボールを自陣から出させてくれなかった。4失点のうち3点は、我々のミスからボールを奪われて決められたもの。サッカーではときに数センチが命運を分けることがあるが、うちのシュートもポストに当たっていなければ1-1に追いつくことができたはずだし、その数分後に決まったバルサのゴールもDFの股下を抜くものだった」と、UEFA.comに対し、語っている。

 予定より早い敗退について「本当に残念だ」と肩を落としたが、最後まで全力で戦ったミランの選手たちを称えた。「選手たちは夢に描いていた結果を得るため、懸命に戦っていた。今夜はとても難しい試合だったが、終盤に2度の決定機をつくるなど、試合終了の笛が鳴るまで戦い続けた。我々は若いチームだ。チャンピオンズリーグのこういった経験をして、成長していかなければならない」と、この経験を今後につなげたいと語った。

 さらに「第1戦を終えて希望を持っていただけに残念だが、サッカーとはこういうものだ。第1戦の1点目はラッキーな形で決まったが、今夜は決定的な場面でシュートがポストに阻まれてしまい、運がなかった。バルセロナにはメッシやイニエスタなど、どんなDFも簡単にドリブルでかわしてしまうような素晴らしい選手たちがいる。それは90分走ったあとでも変わらない。だが、うちの選手たちも、3点目を奪われたあとも最後まで諦めなかった」と、アッレグリ監督は、両チームの選手たちに賛辞を述べている。

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