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[CL]逆転8強に胸を張るバルセロナ代行監督「特別であることを示した」

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 強いバルセロナ(スペイン)が戻ってきた。12日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(欧州CL)の1回戦第2レグで、バルセロナはミラン(イタリア)に4-0で完勝。2試合合計のスコアを4-2として、6年連続の8強進出を決めた。

 試合後、療養中のティト・ビラノバ監督に代わり、チームの指揮を執ったジョルディ・ロウラアシスタントコーチは、会心の勝利に胸を張った。UEFA.comが試合後のコメントを伝えている。

「素晴らしい試合だった。第1戦を終えて不利な状況だったが、選手たちはまたしても特別であることを示した。精力的かつ真に献身的に戦った彼らをとても誇りに思う。我々は試合開始から勝利を狙っていったが、ミランのシュートがポストに当たるなど運にも助けられた」

「ファンも素晴らしく、今日の快挙に決定的な役割を果たしてくれた」と、素晴らしい雰囲気をつくり出したカンプ・ノウのサポーターに感謝をしたロウラ代行監督は、この日の戦術を明かしている。「我々はピッチを広く使う一方で(ダビド・)ビジャが相手CBを押し上げ、うちの仮想9番である(リオネル・)メッシの位置にミランの選手を入らせないよう務めた。これによりファイナルサード(前線の攻撃エリア)で攻撃に厚みを持たせることができた」と、1ゴールを挙げた以外にFWダビド・ビジャが決定的な仕事をしたと評価した。

 さらに「(決勝T1回戦を)突破できていなかったとしても、このレベルの戦いができたのなら選手たちを誇りに思っていたはずだ」と、試合内容を高く評価した。

 また、心配されるビラノバ監督の状況については「ティト・ビラノバ監督とは常に連絡を取り続けている。監督は順調に回復してきており、もうすぐ復帰できるだろう。個人的には冷静に喜びをかみしめているよ。我々は今、非常に特別な状況に直面しているといつも言ってきた。私は自分の仕事をしているだけだ」と話している。

 R・マドリーとのクラシコで連敗を喫し、欧州CLの1回戦第1レグにも敗れ、公式戦で3連敗を喫したバルセロナ。厳しい批判にさらされたが、ロウラ氏は強いバルセロナは健在だと強調する。「最近は(チームに対して)激しすぎる批判を受けてきた。それを考えると、ここで献身的かつ精力的な戦いを見せた選手たちのことは、より一層評価しなくてはならない。本当によく頑張った。重要なのは敗北をどう乗り越えるかということだった。彼らはすでに多くの成功を手にしてきたが、その野望や情熱は今も変わらない」。

 準々決勝で、どこと対戦したいかと聞かれたロウラ氏は「我々は欧州CLに勝ち残った。次の相手はどこだってかまわない」と、自信を見せている。

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