欧州CL準々決勝第2レグのパリSG戦で2点目を決めて、チェルシーの準決勝進出に大きく貢献したセネガル代表FWデンバ・バは、13日のスウォンジー・シティ戦で再び勝利を呼び込んだ。

　前半16分にスウォンジーのDFチコが退場となったが、チェルシーは10人になり守備を固める相手に苦戦を強いられる。それでも、欧州の舞台で結果を出して先発出場の機会を得たデンバ・バが、後半23分にMFネマニャ・マティッチからパスを受けて、公式戦2試合連続となるゴールを記録した。このゴールが決勝点となり、チェルシーはリーグ戦2連勝を飾っている。

　試合後、デンバ・バのコメントをクラブの公式HPが伝えている。セネガル代表FWは「とても重要な勝利だった。特にリバプールが勝った後だったからね」と、優勝争いを繰り広げるライバルとの差が広がらなかったことに安堵した。「スウォンジーはとても良いプレーをするチームだ。ただ、彼らはレッドカードが出た後も、PA内には8人、9人の選手がいた。彼らを崩すことは難しかったが、カウンターでそれができた。そのことはうれしいよ」と、コメントしている。

　また、得点の場面については「完璧なパスが届いた。僕はチームのためにも決めなければいけなかった。そしてそれができたんだ」と、ゴールに満足を示した。

　これまでデンバ・バは、FWサミュエル・エトー、FWフェルナンド・トーレスに続く、チェルシーの3番目のストライカーに位置付けられていた。決して多くのチャンスが与えられたわけではなかった。それでも「僕は、常に信じていたんだ。監督が3人のストライカーを手元に置いておきたかったことは、分かっていた。僕はいつかチャンスが来ると思っていたし、そこで何かできると思っていた」と話す。

　そして「僕にとって素晴らしい2試合だった。みんなのためにもなったし、僕は満足しているよ。このユニフォームのために全力を尽くす。最後の日まで、最後の1分までね」と語り、「僕たちにとって、素晴らしいシーズンの終盤が待っているはずだ。ファンにも、全員にとってもね」と、タイトル獲得へ自信を見せた。

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